キルアのセリフそれはどっちの?の意味

ハンターハンターのキメラアント編(通称:蟻編)におけるキルアのセリフで意味を考えさせられるのが「それはどっちの?」というセリフです。

ゴンの「行こう」という言葉に対して、2つの答えのうちのどちらの意味で言っているのという問いかけです。

この「それはどっちの?」というセリフが伏線になっているわけですが、このセリフに至る過程は奥の深いゴンとキルアの今までの出会いから全てが伏線になっているような気がします。

答えとなる意味はHUNTER×HUNTERのコミック30巻「No.316 本名」で後に公式にも回答が出ているわけですが、それまでのハンターハンターでゴンとキルアが出会って過ごした関係も含めて追ってみたいと思います。

ちなみに答えは「任務(チーム)」か「友達(ともだち)」かだったわけです。

正直いって私はあまり何もわかっていませんでした。この記事を書くにあたって真剣に調べてみるとかなり深いなと今更ながらに気付いた感じです。

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ゴンとキルアの関係

キルアは暗殺一家の家系に生まれて、暗殺者として育てられたので友達は当然いません。

キルアはずっと友達が欲しかったのです。それはHUNTER×HUNTERのコミック5巻「No.042 ゾルディック家③」執事のカナリアに「オレと友達になってよー」と言ってるわけですが、「申し訳ございません。キルア様」としれっと、ある意味ストレートにズバっとフられています。

そんな境遇で育ってきた中で出会えたゴンは特別な友達になってくれたわけです。

その特別な気持ちはハンターハンターの作品のいろいろな場面で表現されています。

グリードアイランド編

HUNTER×HUNTERのコミック14巻「No.131 回答」においてゴンが「キルアに会えてオレ本当によかったよ!」というセリフに対してキルアは心の中で呟いています。

「逆だよ。ゴン。オレなんだ。ゴン。オレお前にあえて本当によかった。」

この時の見えないキルアの表情の描き方って本当に人の心を表していて惹きつけられますね。

この記事を書くまでそこまで気になっていたわけではないのですが・・・。凄いですね。

カイトを見殺しにしたキルア

HUNTER×HUNTERのコミック19巻「No.199 光と影」でキルアはカイトを置いて逃げてきた事を悔いています。

ここでゴンが「カイトを助けに!」というセリフに対して心の中で言ったセリフがあります。

「ゴン・・・お前は光だ。時々眩しすぎて真っすぐ見れないけど、それでもお前の傍にいていいかな・・・?」

これはゴンが光でキルアが影である事を指しています。

そしてちょっと話はそれますがキメラアント編においてゴンとメルエムは対比描写されているので、コムギの「全てを照らす光」という意味でのメルエムというのもうなづける設定なわけです。

ここまでの伏線としての心理描写があってのキルアの「それはどっちの?」というセリフに繋がっているわけです。

さらに伏線としてキルアの表情を追加するならばHUNTER×HUNTERのコミック21巻「No.222 再会」にてカイトの無残に変えられた姿を見た時のキルアの視線を逸らす表情も心をえぐるように痛いわけです。

そしてこの場面においてこの記事を書きながら気付いたのですが、キルアが「それはどっちの?」と言いたくなっても仕方のないゴンのセリフがあります。

「キルア。あいつはオレ一人でやる。」

これは完全にゴン自身の私情です。私情を挟んだ方が最高のパフォーマンスを発揮したとしてもキルアにとっては辛かったんでしょう。

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それはどっちの?

あまりにも深いゴンとキルアの今までの関係があるわけですが、ゴンはキルアの気持ちをわかりきっていない状態です。

HUNTER×HUNTERのコミック24巻「No.260 1-④」にて宮殿突入前のシュートがキルアを見た時に「だが何故だろう彼が時折、消え入りそうに儚く見えるのは・・・」という風に見えたのだと思います。

では実際にキルアがゴンに対して言葉を呑み込んだ「それはどっちの?」のセリフについて見ていきます。

ゴンのセリフは行こうでした。

「キルア。ピトーは左塔(あそこ)にいる。行こう」

・・・あれ?これって軍儀では右の塔じゃなかったかな。自分の向きで右にも左にもなるんでスルーしておきます。

キルアの心情

「行こう」

「それはどっちの?」

-問いたい衝動をかろうじてキルアは押さえ込んだ。そんな状況にないことは勿論それ以上に感じていた事は聞いてしまったらもう止められない・・・!!!

引き返せない・・・!!!

この「それはどっちの?」というのが「任務(チーム)」か「友達(ともだち)」なわけで、ここで伏線が張られて後に作品の中で伏線が回収されてるわけです。

でも実はここでもう一つの伏線というか心理描写が伏線となっています。

それがキルアがパームとした約束に関係するやりとりです。

キルアは護衛軍に捕まって姿を変えられたパームをゴンに会わせないようにするために時間稼ぎをしようとしますが、その時に言葉を口に出した事によって、感情のせきがとまらなくなっています。

⇒ キルアとパームがした約束

聞いてしまったら(口に出してしまったら)引き返せないという部分が見事に再現されているあたりが冨樫義博先生のすごさに驚くしかないという事なんですよね・・・。

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伏線の回収

キルアが心の中でゴンに言った「それはどっちの?」の答えは公式に作品中で伏線が回収されました。

HUNTER×HUNTERのコミック30巻「No.316 本名」で制約と誓約によって瀕死の重症になったゴンの病室の前でキルアが自分自身に語っています。

ゴンは「ピトー(あいつ)はオレ一人でやる。」と宣言しました。

そして実際にピトーを一人で倒しています。

恩人と友達の三角関係なわけですが、それでもキルアは友達として一緒に倒そうと言って欲しかったわけです。

だからゴンが「行こう」といった時にそんな状況でもないにも関わらず・・・。

言葉は呑み込んだとはいえ「それはどっちの?」と・・・。

「あれは任務(チーム)としてだったのか?」

「それとも友達としてだったのか?」

そしてゴンを謝らせるためにアルカにお願いをしに実家のククルーマウンテンに戻るわけです。

ゴンはピトーがコムギを治療している場面でキルアにひどい事を言っていました。

後にキルア本人には謝っていましたけど・・・。

「キルアは・・・いいよね。冷静でいられて。関係ないからっ。」

ゴンは若くて情熱に溢れる性格ですからね・・・。

とはいえキルアのたった1言のセリフに込められた意味やその背景や広がりがあまりにも深くハンターハンターという作品のあちこちに繋がっているところがこの作品の深淵が見えない所以なんですよね。

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