ハンターハンターのキメラアント編(通称:蟻編)で登場した師団長の一人あるコルトは元々は人間でNGLで平穏な日々を過ごしていた男の子でした。
妹といるところをキメラアントに襲われて女王の食事として届けられてしまいます。
人間だった頃の名前はクルトです。
ネオグリーンライフと呼ばれていたNGL自治国は日本がモデルになっていたと考えられるので、人間狩りは北朝鮮の拉致がモデルだったと考察できます。
小さな子供2人が人間狩りにあった悲劇とコルト(クルト)の運命は数奇な展開をみせていきます。
プロフィール
コルトはHUNTER×HUNTERのコミック19巻「No.188 NGL」にて空を飛べる師団長として部下を率いて人間狩りをしているシーンにて登場しています。
- 職業:師団長
- 年齢:1歳未満
- 前世の年齢:10歳未満(推定)
- 前世の名前:クルト
- 妹:レイナ
コルトはコミック19巻で初登場しますが、実は人間だった頃のクルトは18巻「No.188 最高の餌」で小さな男の子として登場しています。
人間だった男の子の時に、レイナと山へ果物を取りに行ったときに襲われています。
コルトはキメラアントの摂食交配で人間だった頃の記憶が受け継がれました。
潜在意識(無意識)にレイナの名前だけ記憶に残っている状態です。
部下にラモットがいて、会話のやりとりから戦闘力はそこそこあるようですが、戦闘シーンは一切描かれなかったキャラです。
念能力
コルトは名称をもった念能力を取得したかは不明です。
基本的に発を身に付けたキメラアントは東ゴルトー共和国でシャウアプフに能力を開花させてもらっています。
コルトはキメラアントの女王を助けるために人間と和解しているので、発を身に付けてない可能性が高いです。
名前の由来やアナグラム
コルトの名前の由来やアナグラムは不明です。
人間だった時の名前は後にクルトだと判明します。
「コ」と「ク」は形が似ているので関係しているかもしれません。
ストーリーのネタバレ
小さな男の子だったクルトは妹と一緒にいるところをキメラアントの下級兵に襲われます。
自分も人間狩りにあったわけですが、摂食交配で生まれ変わった後は師団長のコルトとしてすぐに再登場しています。
キメラアントの女王に対する忠誠心が高いです。
バラバラに行動しだした師団長をまとめようと努力しますが、王が生まれた後に多くの師団長がメルエムに殺されて食べられました。
王が女王のお腹を破って出てきた事によって瀕死の重傷を負ったので、モラウとノブの所に白旗を掲げて行き、ネテロ会長と会う事になります。
キメラアントの女王の最後を看取り、メルエムの双子の妹として転生したカイトを取り上げます。
その後はカイトをレイナと思い込んで育てます。
最終的にはレイナは母親の所に戻り、カイトに懺悔しにきたコアラのキメラアントがいた場所にコルトもいたとは思いますが、その後は描かれていません。
スピンとスティンの故郷のコハクチョウを見に行った時に、カイト、ゴン、コアラのキメラアントはいましたが、コルトはいませんでした。
コルトの感想
コルトについてはそれほど印象に残っているシーンはないのですが、今にして振り返ってみると、なぜカイトをレイナと勘違いしたのだろうかという部分が気になります。
守れなかった小さな女の子の妹の代わりに、女の子に転生したカイトを守るのが与えられた使命だったのかもしれません。
レオル団雑務兵のシドレがレイナだったわけですが、コルトも記憶を取り戻して母親の元に戻れているといいのですけどね。
おそらくカイトがレイナでないとわかったので流れ的には気付くはずです。
多分ですが妹の記憶だけでなくて母親の記憶を思い出して探しにいって再会するといった流れが自然かなと思います。
まとめ
ハンターハンターの蟻編でキメラアントに襲われた小さな兄妹がクルトとレイナでした。
後にコルトとシドレとなり、シドレは記憶を取り戻してレイナとして母親の元に返りました。
NGL(元ネタの国は日本)から東ゴルトー共和国(元ネタの国は北朝鮮)に行き、そして故郷に戻れたのです。
兄妹というとキルアとアルカの関係とも少し境遇が似ています。
家族に幽閉されている女の子の妹をキルアが助けるわけですが、このあたりも非人道的な北朝鮮の拉致問題と関係している設定に思えます。
現実世界でなぜ北朝鮮の拉致問題が解決されないのかですが、政治的には深い闇が隠されているのだと思います。
明治維新の時に仕組まれた田布施システムによって日本は戦後にアメリカに支配されたのではなく、戦前から日本は東朝鮮として継続して支配されている可能性があるという事です。