ハンターハンターでコミック1巻から登場したカイトは主人公のゴンの命の恩人であり、ジンの弟子でもあって基本はクールな表情を見せつつも熱いところもあるプロハンターです。
キメラアント編ではストーリーの序盤と終盤においてキーマンとなるキャラとなりました。
いやキーマンじゃなく女の子になっちゃいました。笑。
カイトに関しては主人公のゴンとの関係、師匠のジンとの関係、そしてカイトが自分で見つけた仲間との関係が興味深いキャラです。
そして運命ともいえるコアラ(冨樫義博先生)のキメラアントとの出会いは不思議なそして必然ともいえる縁でした。
カイトに関してはHUNTER×HUNTERのコミック1巻で非常に少ない登場シーンにおいて、かなり深い伏線や設定が込められているように思えます。
プロフィール
HUNTER×HUNTERのコミック1巻「No.001 出発の日」にてゴンがハンター試験を受けるためにクジラ島を出る3年前の回想シーンにて初登場しています。
- 職業:プロハンター
- 仕事:生物調査ハンター
- 年齢:20代半ば
- 師匠:ジン=フリークス
カイトは師匠(せんせい)であるジンから1人前と認めてもらうために課題として与えられたジンを探し当てて見つけるためのヒントを得るためにくじら島に行きました。
そこでキツネグマに襲われているゴンを助けます。
スラム街の出身でジンに出会わなければ路地裏で野たれ死んでいただろうと言っています。
その後3年以内にジンを探し当て1人前のプロハンターとして仲間を見つけて共に仕事をしています。
仲間のスピン(スピーナ=クロウ)の話では、カイトは自分がどこで生まれたか知らないので故郷がありません。
キメラアント編ではピトーとの戦いに敗れて絶命していますが、念能力を使って赤い髪の女の子に転生しました。
念能力
カイトの念能力と技は師匠のジンから教わっています。
カイトは武器を具現化しているので系統は具現化系です。
神経質で几帳面というのも何となく合ってそうです。
念能力で出した武器を使うごとに「全くもってうっとうしい」というセリフを言っていたのは、ジンが自分が楽しむための要素も含んで決めた能力と技だったのかもしれません。
GREED ISLANDのゲーム名のイニシャルを合わせるためにジンが仲間のドゥーンのスペルをWDWUDNEからDWUNに変えたみたいなノリだったのかもしれません。
気狂いピエロ(クレイジースロット)
カイトの念能力は気狂いピエロ(クレイジースロット)といって口の中にルーレットがあるピエロが現れて1から9の数字を出してくれます。
出た目によって武器が変わるという運要素というかギャンブル要素が入っています。
出る武器を自分で選べないという事と、1度出した武器はちゃんと使わない限り変えられないし消せないという制約があります。
- 1:不明
- 2:大鎌
- 3:バトン(ロッド?)
- 4:銃(ライフル)
- 5:不明
- 6:不明
- 7:不明
- 8:不明
- 9:不明
ギャンブル要素はジンが教えたから入ったという考察ができ、能力の底上げにも一役かっていると予想できます。
そしてこの番号の中、もしくは番外の番号にカイトが赤毛の女の子に転生した能力が含まれています。
死神の円舞曲(サイレントワルツ)
カイトの気狂いピエロ(クレイジースロット)の念能力で唯一技の名前が判明しているのが2番の大鎌を使った技です。
カイト曰く2番はハズレとの事です。
死神の円舞曲(サイレントワルツ)は10mほどの円状に大鎌を振り回して水平方向に両断する技です。
大鎌ではこの技しか使えないというカイトのセリフがあるので別の武器では複数の技が使える可能性があります。
名前の由来やアナグラム
カイトの名前の由来ですが、パワーストーンのジンカイトから名付けられているようです。
特にアナグラムにはなっていないです。
師匠であるジンとカイトとのペアになっていて師弟にてジンカイトとなるわけですね。
2人とも1巻から登場しているプロハンターです。
そして二人ともゴンの命に深く関わる設定のようなんですよね。
実はこれには深い繋がりがあって冨樫義博の嫁というか奥さんの実家が宝石店だったわけです。
奥さんはセーラムーンの作者の武内直子さんという有名な漫画家で鉱物マニアなんですね。
かなりハンターハンターという作品にも影響を与えているのが直子姫です。
では実際にジンカイトがどういったパワーストンかなんですが、透明感のある燃えるようなオレンジ色は不死鳥のようなイメージで強い生命力を感じさせる鉱石です。
ジンカイトの石言葉
ハンターハンターではエンジェルナンバーや花言葉、石言葉、夢占いなどのスピリチュアル系の設定があちこちに見られます。
ではジンカイトにまつわる石言葉をチェックしてみます。
- 復活
- 情熱
- 想い
- 活力
- 創造性
石言葉はかなり深い意味があったりします。
カイトが赤い髪の女の子に転生した理由とコアラの懺悔には深い意味があるのだと思います。
ストーリーのネタバレ
カイトは主人公のゴンの父親の弟子という立場で、くじら島にジンを探す手がかりを見つけるために訪れた時にキツネグマに襲われているゴンを助けるために登場しました。
その後、ジンを探し当てる事に成功して1人前のプロハンターを名乗れるようになって自分の仲間を見つけて生物調査の仕事をしています。
仲間の2人(スピンとスティン)の故郷のコクチハクチョウの保護のために鉱山を買い取るための融資をしています。
カキン帝国での生物調査(新種の発見と生態調査)をしているところで、グリードアイランドをクリアしたゴン達の「同行(アカンパニー)」の呪文によって再会する事になります。
キメラアント編に突入するとバイオハザードを防ぐために2mはあるであろうキメラアントの女王の探索をゴンたちとはじめます。
カイトの勘は「ここにいる」とNGLに目星をつけました。
ゴンとキルアを連れてキメラアントの巣まで辿り着きますが、ピトーの円に触れて想像以上の脅威を感じます。
ゴンとキルアを逃がそうとした隙を疲れてピトーに右腕を切られてしまいます。
片腕でゴンとキルアを逃がすための時間稼ぎをしますが、ピトーとの戦いには負けて首も切られてしまいます。
ネテロ会長達に助け出された時は既に死んでいてピトーに操られている状態でした。
ゴンがカイトを元に戻すためにピトーをカイトのいたアジトへ連れて行った時に「彼の魂はもうここにはない」と言われて念能力を解かれて崩れ落ちます。
ハンターハンターのストーリーが進んでキメラアント編がフィナーレを迎えようとする中でコルトが自分の妹と勘違いして育てていたメルエムの双子の妹がカイトだとわかります。
カイトは赤毛の女の子でメルエムの双子の妹に転生したのです。
そして突如現れたコアラのキメラアントの懺悔を受ける事になります。
ゴンとはこの時再会を果たして本当の仲間になりました。
カイトの感想
カイトは主人公であるゴンの命の恩人とはいえ登場機会も少なくてそれほど思い入れがあったキャラでもありませんでした。
ただハンターハンターの作品を何度も読み返してみるとHUNTER×HUNTERのコミック1巻「No.001 出発の日」で師匠のジンからは追跡(ハント)のイロハをたたきこまれてな・・・というセリフを言っています。
ジンの遺跡ハンターでしたがミトさんという迷子になった小さな女の子を追跡して見つけてあげて家に帰して上げる事が得意でした。
もしかすると弟子のカイトも・・・。
キメラアント編ではゴンとキルアに対してクールでドライな態度をとりつつもゴンの敵に対する情けをかける感じの部分を心配していました。
カイトの名前の由来がジンカイトというパワーストーンから命名されているのを知ったのは本当に後々の事でした。
ゴンがスピンとの約束を果たすシーンにカイトとコアラもいましたがとても感慨深いシーンでした。
ただハンターハンターという作品の本当の伝えたい事みたいなものを自分なりに考えて読み込まないと理解できないのかなと思います。
これは私が何も理解せず読んでいたのがパラダイムシフトが起きた状態で読むと全く別の作品となったのでそう言えます。
カイトの転生能力や赤い髪の女の子に生まれ変わった理由は覚醒考察してみました。
まとめ
カイトは赤毛の女の子に転生してしまったので今後のハンターハンターの作品中で再登場するかは謎です。
メルエムの双子の妹でもあるカイトに懺悔しに来たコアラは冨樫義博先生そのものだとこの覚醒考察ブログでは答えをだしました。
するとコアラと一緒にいるカイトが今後も作品内で活躍するのは想像しにくいです。
少し話がそれるのですが、暗黒大陸編で登場したカキン帝国の第8王妃オイトは冨樫義博先生の嫁の直子姫なんじゃないのかなという考察もしてみたんですよね。
すると意味のわからないストーリーになりますが、オイトとコアラが結婚するなんて事に・・・。
ならないですよね~。笑。
もしカイトが今後もハンターハンターの作品内で活躍する場合はキメラアントの遺伝子を受け継いでいますし、メルエムの双子の妹として最強の女の子として活躍する可能性もなきにしもあらずです。
そんな事になったら活躍が楽しみなんですけどね。