蟻の王メルエムが死んでいないのではないかという考察による伏線があります。
ハンターハンターのキメラアント編における伏線の中でコムギが寝言でつぶやいた「4-7-1帥」は謎を残していて、このセリフに込められた意味は未だにはっきりとは解明されていません。具体的にはHUNTER×HUNTERのコミック30巻「No.314 説得」での最後のページの1コマです。
ゴロ合わせで読むと「4(シ)-7(ナナ)ー1(イ)帥」という事で「シナナイ帥」となり「死なない帥」と解釈できるわけです。
ハンターハンターという作品に、このセリフを入れている以上は100%というか・・・120%何か意味が込められているというのが、しっかりと作品を読み込んでいる人であればわかるかと思います。
師とは王やメルエムを指している事は既にたくさんの人の考察によって判明しています。
ではこの「4-7-1帥」のセリフに込められた「死なない王」の意味を覚醒考察していきたいと思います。
本物のディーゴ総帥が生きてた
マサドルディーゴという名のディーゴ総帥は「喜び組」の目の前で蟻の王に速攻でぶっ壊されました。
「何故あのようなゴミが王を名乗るのだ」
「何という不条理」
「木偶の為政など百害を生むだけ痴愚生物の所業と言わざるを得ぬわ」
ま~その通りなのかもしれません。でも実はあのディーゴ総帥は影武者だったわけです。
本物のディーゴ総帥が詠んだ詩もなかなかに深い意味があるのだと思います。
本物のディーゴ総帥によって詩が詠まれたのはHUNTER×HUNTERのコミック30巻「No.315 帰郷」のラストページの事でした。
コムギの「4-7-1帥」の後の出来事でしたから確かに伏線が回収されたという見方は出来るかと思います。
ただ、コムギと隠居して30年も過ごしている本物のディーゴ総帥に接点は全くないのでこれはミスリードにしか思えないんですよね。
メルエムは生きている
軍儀の駒での帥がメルエムを指しているのは軍儀に張られた伏線によって判明していて、その伏線はハンターハンターの物語の中で正式に回収されていますので、実はメルエムは死んでいなくて生きているではないのかという考察もできるわけです。
ただその後にHUNTER×HUNTERのコミック32巻「No.339 静寂」の最後の一コマによってコムギとメルエムが2人一緒に手を繋いで眠っているような描写がありました。
実はもしかするとという想いというか伏線はあるのですが・・・。
あるというか、正確にはあったかもしれないという・・・。
お話としては2人は眠りについて、死んでしまったと考えるのが1つの結末なのかなと思います。
4-7-1帥の意味とは
では一体コムギが寝言で言った「4-7-1帥」に込められた意味はなんだったのかというところです。
あのシーンで意味もなくコムギが寝言のセリフを言うのはハンターハンターという作品では考えられません。
この覚醒考察のブログではコムギは新潟から13歳で連れ去れたメグミさんのアナグラムで、メルエムはその家族を表しているアナグラムという考察をしました。
「忍」の駒はコムギ→(メグミさん)
「帥」の駒はメルエム→(家族)
目の見えないコムギの「全てを照らす光」がメルエムだという考察での結論を出したわけです。
そして2人の愛は家族愛であり人間愛なのだと・・・。
「死なない帥」とは愛は決して終わる事はない、死なないのだという、メグミさんへメッセージだったのではないのかなと思うわけです。
愛は深い、そしてハンターハンターも深いです。
現実世界を・・・何としても・・・!