ハンターハンターのいくつかの大きな区切りで分けられるストーリーの中でグリードアイランド編はゴンの父親であるジンについての謎がかなりわかったお話だったと思います。
今まで張られていた伏線も作中で公式な情報も含めて結構ネタバレしています。
グリードアイランドについて
ヨークシンシティ編が始まる前にグリードアイランドについてゴンがハンター専用サイト、キルアがミルキから得た情報は謎に包まれていました。
そして多くの伏線が張られていた事になります。
- 100本限定商品
- 価格は58億ジェニー
- 念能力者が作ったゲーム
- 製作者の真の目的は不明
- 製作者は複数
プレイヤーをゲームの中に引きずりこむという仕様(仕様)でした。
クリアデータ入りのロムカードに500億ジェニーの高額賞金が懸けられていました。
ヨークシンシティのサザンピースの競売品目録(カタログ)を購入した事によってグリードアイランドがハンター専用ゲームであって錬をする事でゲームをスタートできる事が判明します。
伏線とアナグラムについて
ハンターハンターのグリードアイランド編が始まる前にはかなりの伏線が張られ、謎もたくさん残っていました。
ただストーリーが進むにつれてかなり公式に作品の中で謎が解き明かされていったお話だったと思います。
いくつか代表的な伏線の回収とネタバレについてまとめていきます。
製作者の目的
ゴンがゲームを始めるにあたって、グリードアイランドが父親のジンが作ったゲームだというメッセージを受け取ります。
HUNTER×HUNTERのコミック13巻「No.127 9月10日④」ゲーム内にジンの手掛かりはなく、息子のゴンに対して作ったゲームを自慢したかったと語っています。
実際にはゲームをクリアすればジンにたどり着く方法はあったので、ここでは照れ隠しか嘘を言っている事になりますね。
ゲーム制作の真の目的はHUNTER×HUNTERのコミック15巻「No.140 マサドラには行ったけど」でビスケが解き明かしています。
ビスケ「おそらく全てはあのコを強く育てるため・・・!!」
という事でゴンを強く育てるために作られたのがグリードアイランドだったわけです。ビスケに会わなかったらちょっとヤバイ事になっていた感じなんですけどね。笑。
ニッグ(NIGG)のアナグラム
グリードアイランドはジン達が作ったゲームだったわけですが、ジンがゴンに残したセーブデータの1番目にはニッグの名前が記録されていました。
ゲーム内で会ったプレイヤーが記録され、2番目はゴレイヌでした。
ニッグはスペルにするとNIGGで、アナグラムとして考えて組み替えるとGINGとなり、ジンだという事がわかるわけです。
ゴンはみずからこの謎懸けに気付いています。
ここで冨樫義博先生がキャラ名にアナグラムを多用していることが公式にも判明したわけです。
なので考察ブログとか2chスレが盛り上がるんでしょうね。
GINGのスペルのネタ元はHUNTER×HUNTERのコミック5巻「No.038 ジン=フリークス」です。
クラピカがジンについてハンターサイトめくった時につづりが「GING=FREECSS」と表示されています。ゴンはこの時のつづりを覚えていたんですね。
父親の4文字ですから簡単に覚えれます。
でもハンターハンターのファンはここに気付くのはちょっと無理がありますよね。きっと。笑。
この時にジンが極秘人物指定されていて、1国の大統領クラスの権力と莫大な金がなければ電脳ネットワークの極秘会員には登録できないと言っています。
このあたりもジンがドン=フリーク説を考察した1つの要因だったんですよね。
11人のゲームマスター
ゴン達がグリードアイランドをクリアした事によって公式に作品内でグリードアイランドに関してのネタバレがありました。
グリードアイランドのスペルは製作者全員のファーストネームの頭文字を取ってつけられています。
ゲームマスターは11人だったわけです。
それでは判明している製作者と、とりあえず名前が当てはまりそうな人物を少し強引に当てて考察してみました。
GREED ISLAND
G:GING(ジン)
R:RAISER(レイザー)
E:(イータ)
E:(エレナ)
D:DWUN(ドゥーン)
I:イックションペ(考察)
S:サンビカ(考察)
L:LIST(リスト)
A:アルカ(考察)
N:ネテロ(考察)
D:ドン(考察)
イックションペ=カットゥーチャ
会長選挙戦で突如現れたシングルハンターで電脳世界の住人です。
アナグラムになっていています。
イックションペカットゥーチャ
並べ替えると
カトゥチャンペッイックショー
となって
「加藤チャンぺ」「イックション」というドリフターズの加藤茶さんのギャグになるわけです。
HUNTER×HUNTERのコミック32巻「No.331 X日」でイックションペがメッセージを出しています。
「ジン!!てめェ勝ち逃げしてんなよ。早く来い!!」
「ところで栄光の白い槍と聖なる金色の旗交換しねェ?」
とジンと知り合いという事がわかり、ゲーム用語的な名前のアイテム集めを競争していた事がわかっています。
ここまで条件がそろっていると、このタイミングにて伏線の回収をしたんじゃないのかなと考察できるわけです。
サンビカ=ノートン
サンビカがアナグラムであるかは不明ですが、イックションペと同時に出てきたということで候補に上げています。
シングルのウイルスハンターでハンター協会の女医さんです。
回復系のスペルの担当をしてたんじゃないのかなとも考えられるわけです。
アルカ
キルアの兄弟であり、妹なんですが暗黒大陸出身のアイがナニカである事が判明しています。
これはイニシャルだけを当てはめたわけですが、ジンはゴンが助かる事を知っていました。
カルトの兄さんを取り戻すという発言もあるので、気になって入れてみました。
ネテロ
よく考えてみると、これはNというイニシャル的には明らかに間違ってますが、ハンター協会の会長だったアイザック=ネテロを考察してみました。
ビーンズがジンさんが会長を継いでくれたらという何か意味深な発言をしていました。
ジンがドンフリークス説という考察もしたうえで、もしやと思ったのですが、その後ビヨンド=ネテロが出てきたのでネテロがファーストネームでない事が判明しました。
イックションペがミスリードだと考察するとアイザックという可能性も残るかな・・・。
ジンは会長の事はネテロとセカンドネーム呼んでいました。ビヨンドはファートネームで呼んでいるんですよね。
ドン=フリークス
これは本当にイニシャルを当て込んだだけの根拠もない考察です。
私自身が一応はジンがドン説という考察をしたのでグリードアイランドの最後のスペルだからという意味で候補に上げてみました。
その場合11人のゲームマスターという前提が崩れるので、考えたけど違うなという答えは出ています。
自分の思考の中身を残しておくという事で記載してみました。ドンが今も生きている説でいくと可能性としてはありですよね。
まとめ
という事でゴンとジンが出会う可能性のあったグリードアイランド編についていろいろとまとめてみました。
さすがにゴン達のゲームクリアによってかなりの伏線が回収されています。
アナグラムについても公式に説明がされました。
とはいえまだまだ残っているジンやゴンに関する伏線や設定がたくさん残っていそうなんですよね。
ジンの能力が運を操作する能力じゃないのかなという考察を見かけました。
確かにそうかもしれないと自分でも調べた結果、カイトに教えた「気狂いピエロ(クレイジースロット)」であったり、DWUN(ドゥーン)の改名による運気アップであったり、ミトさんが発言していたジンがハンター試験を受けにクジラ島を出た後にミトさんの両親が事故にあって亡くなったのと、ジンの父親が漁から戻らなかったという発言なども関係しそうです。
もしかするとジンには運命に影響を与える能力というか体質が備わってるんじゃないのかなと思うわけです。
というか考え出すときりがないですね。
ハンターハンターという作品は面白いだけでなく、あまりにも深いと思います。