ハンターハンターに出てくる水見式は念能力を使えるようになったばかりの能力者が自分の念能力の系統(6系統ある)を知るために行う作法というかオーラ選別法です。
水見式はネテロ会長が師範を務める心源流に伝わる方式です。
自分の資質に合った系統が100%の能力を引き出せます。
自分の資質とは違う系統の能力を修行しても100%まで極めることは出来ないので、水見式で自分の資質を見極めるのは非常に重要です。
念能力の「発」の修行にも使われています。
水見式のやり方
水見式のやり方はグラスにたっぷりと水を入れて、その上に葉っぱ(軽くて浮く物ならなんでもいい)を浮かべて「練」を行います。
その時の水や葉っぱの変化にて自分のオーラがどのタイプに属するかがわかります。
どのような変化が起きるのかを系統別に表にしています。
系統 | 変化 |
---|---|
強化系 | 水の量が変わる(増える) |
変化形 | 水の味が変わる |
具現化形 | 水に不純物が出現 |
放出系 | 水の色が変わる |
操作系 | 葉が動く |
特質系 | その他の変化 |
強化系に関しては水の量が「変わる」と「増える」の2つの表記があります。HUNTER×HUNTERのコミック7巻とハンターズ・ガイド(著:冨樫義博)の2つです。
オーラはエネルギーなので、錬金術の等価交換の考え方を視点として取り入れると漫画の中の設定を理解しやすいかもしれません。
水見式での念能力診断やヒソカのオーラ別性格分析は別途まとめました。
作品中での描写
実際にハンターハンターの作品中で水見式がおこなわれた場面を紹介します。
天空闘技場編
HUNTER×HUNTERのコミック7巻「No.060 合格」
ゴンとキルアとズシが師匠のウイングから念の系統を調べる方法と、同時に「発」の修行のために水見式をおこなっています。
- ウイング:強化系
- ゴン:強化系
- キルア:変化系
- ズシ:操作系
キルアが水見式をした時に、水の味は甘くなったのですがこれは人によって味が変わるのかもしれませんね。
暗殺一家に生まれたのに優しいというか性格が甘いみたいなところを掛けているのかもしれません。
キメラアント編
HUNTER×HUNTERのコミック19巻「No.198 急襲」
キメラアントの巣で隠れていたポックルがネフェルピトーに見つかり、脳を針でいじられて水見式についての情報を吐かされました。
- ラモット:強化系
- ネフェルピトー:特質系
ネフェルピトーは葉が枯れていたので、壊す感じの能力が向いてそうなのですが、実際にはコムギの命を救った治せる能力を持っていました。
ネフェルピトーは母性に目覚めていたので、女性の本能がより強く能力に影響した可能性はあります。
ナニカも壊す力と治す力の両方の力を持っていたので、何らかの対比がおこなわれているのかもしれません。
暗黒大陸編
ツェリードニヒがテータの指導の下で水見式をおこないましたが、水が腐ったかのように変わり、ひどい異臭もしています。
- ツェリードニヒ:特質系
ツェリードニヒ=ホイコーロはイエス=キリストが元ネタのモデルっぽいのですが、かなりやばい感じです。
まとめ
ハンターハンターの作品の中で念能力の修行には欠かせない水見式についてまとめてみました。
やはり何度か登場しているのでネタとしても有名ですよね。
テレビ朝日系列の「アメトーーク!」で「HUNTER×HUNTER芸人」が放送された時もしっかりとネタになっていました。
この時は雨上がり決死隊の蛍原徹さんが挑戦していましたね。
もちろん番組での仕込みがありの甘くなるというネタでした。