カイト対ピトー戦の内容を検証し考察

ハンターハンターのキメラアント編で衝撃的なシーンの1つとしてカイト対ピトー戦が終わった時の描写があります。

ピトーがカイトの首を無邪気に抱えている描写がされていました。

この戦いは最初と最後のみが描かれているので読者が想像したり考察する内容が多くありました。

ネタバレ的にはカイトはこの時に死んでいたわけです。

首を取られたので当然といえば当然なんですけどね。

このシーンはHUNTER×HUNTERのコミック19巻「No.199 光と影」で描かれています。

カイトはピトーとの戦いで負けてしまったわけですが、万全の体制での全力の勝負ができたわけではありません。

カイトvsピトー戦がもしカイトが両腕で戦っていたらどういう結果になったのか、そしてカイトの強さはどれくらいなのか、この戦いにおけるいろいろと想像されている考察などをまとめていきます。

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カイトvsピトー戦の状況整理

まずはカイトとピトーが戦う流れに至った状況を整理しておくと、NGLでキメラアントの女王を探索していたゴン達はついにキメラアントの巣を目視できるところまでたどり着いていました。

そこでカイトはいきなり「化け物だ・・・」というセリフを使っています。

そしてゴンとキルアに対しては「なんてことだ信じられん。ゴン、キルアすぐ逃げろ。」と指示を出しました。

この時にゴンとキルアは状況が理解できずに「えっ!?」と戸惑っています。

このカイトのセリフとゴン達とのやり取りは伏線になっていて、後に回収されています。

まずはネテロ会長達がキメラアントの巣を目視できる地点まで偵察に行ったときにピトーが円での監視をしている事がわかりました。

HUNTER×HUNTERのコミック20巻「No.202 決闘」でのシーンです。

さらに伏線が回収されたのがHUNTER×HUNTERのコミック24巻「No.259 1-③」でのモラウ、ノヴ、ナックルの会話です。

ピトーの円は通常の丸い「円」でなくアメーバ状に変えて一部分なら2kmまでも伸ばせる事がわかりました。

さらに会話の中でカイトはわざとピトーの円に触れたと判断されています。

どれほどの強さか知りたくなるのは戦う者の本能だったからです。

カイトが急襲された流れ

ざっくりとカイトが急襲されて右腕を失った流れが「円」に関する会話から想像できます。

ゴン達がキメラアントの巣が目視できる地点までたどり着いたときにカイトは直感的なもので巣を凝で確認したのだと思います。

目視した場所はおそらく2km前後の地点だったと考察できます。

ピトーは巣の中でカイトを検知しています。

カイトの円は45m前後なのでおそらくわざと触れ、相手の実力がわかったのでしょう。

そして「化け物だ・・・」というセリフにつながり、急襲されて右腕を失ってしまいます。

ゴンとキルアはカイトが円を使っていたのを無自覚だった可能性があります。

円を使っている時のオーラはおそらく性質みたいなのがあるのかと思います。

そのあたりは後ほど考察した内容をまとめてみたいと思います。

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カイトとピトーの強さ比較

カイトはピトーの円に触れて一瞬にして相手の強さは把握しました。

ただピトーが約2km先から自分のいる場所までどれくらいの速度で到達できるかを見誤ったためにゴンとキルアの方を向きながら指示を出しています。

「ここから離れろ!!」

そして

「おれから離れろ!!」

一瞬の隙をつかれてカイトは右腕を失う事になりました。

この間はお互いの円が触れたままだった可能性があります。

ここからカイト対ピトー戦が幕を開けるわけですが、カイトは既に右腕を失った状態でした。

ピトーは念能力の発を使った必殺技はまだ身に着けていない状況です。

そこでカイトが両腕だった場合にどういった勝負になったかを考察したいと思います。

そのためにカイトとピトーについて相対的にどれくらいの強さかを分析していきます。

カイトの強さ

カイトの強さがどれくらいかというのを考えてみた時に、判断材料となる項目を考えてみたいと思います。

まずは十二支んであったジンの弟子ということで、世界5指に入る念使いに弟子として認められているわけです。

称号的な格だけで比べるとモラウの弟子のナックルやシュートよりは強そうです。

では次にモラウやノヴと比べるとどうかという所なんですが、この二人は精神統一の業を成し遂げる前のネテロ会長に謙遜されながらもどっこいどっこいの強さと称されています。

この時にピトーの事は「あいつワシより強くねー?」と言っています。

モラウやノヴは十二支んのカンザイからは役不足と言われていて、ボトバイからも同様の意見が上がっていました。

ちなみにカンザイはヒソカの採点では85点です。

モラウ自身も自分で武闘派ではないと言っているわけですが、なかなか決め手となる情報はなくて難しいです。

戦った相手の強さと状況

カイトはキメラアントの師団長でまだ念がまだ使えないユンジュを一瞬で倒しています。一方でモラウは師団長の中ではおそらくトップレベルのレオル(ハギャ)を念能力が開花して発まで習得している状態を倒しています。

王直属護衛軍に対しての戦いを比べるとカイトはピトーと善戦していて、擦り傷を負わせています。モラウはプフと対峙はしていますが、体調は師団長との連戦で万全ではなくプフも戦おうとしてなかったので強さが測りにくいです。

念能力の特性を考えると、戦闘向きのカイトと対応力やサポート向きのモラウではカイトに分がありそうです。

年齢や経験からくる戦闘での戦略性などを考えると、10回勝負すればモラウの方が勝利回数が多くなりそうな個人的な感覚もあります。

カイトの気狂いピエロ(クレイジースロット)のギャンブル性のある能力を考えると2人は結構いい勝負をするじゃないのかなと思います。

ノヴもポテンシャル的には同じくらいだと思いますが、精神が折られたので深く考察はしずらいです。

ピトーの強さ

圧倒的に強いのはわかっているピトーですが、どれほどの強さをもっているのかを考察する材料は結構あります。

HUNTER×HUNTERのコミック20巻「No.214 決着」では差し出がましい忠言をメルエムにしたために殺すつもりで殴ったという尻尾での一撃を頬にくらっていますが耐え切っています。

かなり頑丈な身体を持っています。

そして精神統一前のネテロ会長からも自分より強いんじゃないのかと軽口を叩かれるほどのポテンシャルを持っていたわけです。

さらにネテロ会長とゼノが王宮へ突入する際に、ゼノの「龍星群(ドラゴンダイブ)」とピトーの円が触れた瞬間の描写を見てください。

HUNTER×HUNTERのコミック25巻「No.263 突入③」でピトーとゼノのお互いに緊張した無表情なコマが、お互いのオーラが触れた後にピトーは口元を少し開けて笑みを浮かべています。ゼノは目の表情が少し驚いたようにも見えます。

そしてピトーはネテロ会長に向かっていきました。

この事から戦闘力のポテンシャルとしてはゼノよりピトーの方が高いという事が考察できます。

念能力の発やお互いの技の相性によって勝敗は変わるわけですが、ピトーは相当強いですね。

円についての考え方

円についても強さを測れる一つの要素だと思いますので整理したいと思います。

作中で円の範囲が公開されていた4人について確認していきます。

  • ノブナガ(4m)
  • カイト(45m)
  • ゼノ(300m)
  • ピトー(2km)

アメーバ状の形とはいえ圧倒的にピトーの円の範囲が広いです。

これはオーラの総量とオーラを操る熟練度が関係しそうです。

熟練度を例えるとオーラに密度的な要素があって薄く広く伸ばす技術が必要に思えるわけです。

覚醒したメルエムの円はオーラを光子に変えていました。

するとウサーメンのイボクリ自慢に対して、桁違いのイボクリを見せたジンはゼノ以上の範囲の円を使えそうなんですよね。

当然ネテロ会長もゼノの円より範囲は長かったと思います。

念使い同士の戦いは体術などの強さはもちろん関係しますが、オーラの総量より能力の相性や戦略、場所などを含めた状況が勝負を決めることもあるわけです。

ただ円の範囲は強さのポテンシャルを測る目安にはなるかと思います。

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全力勝負の考察

ではカイトとピトーのどちらが強いかという結論としてはゼノを基準に答えを出すのがわかりやすいかなと思います。

ピトーはゼノを倒せると感じた。

するとゼノとカイトの強さを考えてみた場合にはクロロとも体術でわたりあっていたゼノの方が強いと思います。

するとピトーとカイトではピトーの方が強いと考えれます。

カイトも腕を奪われる前に「化け物だ」と言っているのもうなずけます。

ゴンとキルアがいなかったら

ではもしゴンとキルアがあの場にいなければカイトは両腕でピトーと戦い、ピトーは黒子舞想(テレプシコーラ)はまだ習得していなかった状況での勝負になっていたはずです。

カイトは片手で3番の武器を使ってピトーに擦り傷を負わせるほど善戦していたので、もっと善戦できたはずです。

最初から片腕での勝負はきついですからね。

でも最初から全力で戦っていたとしてもカイトの気狂いピエロ(クレイジースロット)に何か特別な能力がない限りは苦しい勝負だと思います。

気狂いピエロ(クレイジースロット)の能力については予想記事を書いているので気になる人は見てみてください。

魂の転生能力が何番の番号だったのかも気になりますよね。

⇒ カイトの念能力と全ての番号の武器を予想

という事で私の考察と予想ではゴンとキルアがあの場にいなくてもカイトが最後まで戦っていればピトーに負けたんじゃないのかなと予想しています。

ただ両腕で戦っていれば途中から逃げに徹してハンター協会への連絡を優先したはずです。

するとキメラアントの巣からピトーの円の届くギリギリ範囲あたりの場所で戦っていたと思われるので、巣から一定の距離を離れれば巣を守る役目を担っているピトーから逃げ切れた可能性は高いです。

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まとめ

いくつかの伏線やストーリーの構成などの関係から実際にカイト対ピトーが戦っている描写はされなかった部分について予想や考察できる部分を考えてまとめてみました。

それにしても王直属護衛軍はあまりにも強いですよね。

特に潜在的なオーラ量は人間と比べるとかなり多いのでしょう。魔獣とキメラアントの混成のユピーはモラウの10倍以上と思われるオーラを内包していました。

もし数年後に念能力を磨いて経験を積んでいれば誰も勝てないくらい強くなっていたかもしれません。

歴史に「もし」がないように・・・。

タイムマシンみたいなものが発明されない限りですが・・・。

あっ・・・スピリチュアル的な話をすると未来の予知であったり過去の透視みたいな事をしている人はいるわけです。

人間の意識に関しては時間感覚の矛盾が相対性理論によっても示されているように、スピリチュアル系の人がもし仮に意識を過去や未来に飛ばせて透視できているのであれば・・・。

その状況でもし意識を干渉させれたら歴史は変えれますね。

ま~とりあえずは非現実的で非科学な話なんですけどね。

でもやっぱり歴史や自分の人生においても「もし」あの時とかってよく考えるわけです。

カイトvsピトー戦も同じようにハンターハンターの考察ファンであれば、いろいろと考えてしまいますよね。

ネタバレ的にはカイトは赤毛の女の子で、しかもメルエムの双子の妹に転生したわけですが、その理由なども私なりに考察した記事を作っているのでよかったらチェックしてみてください。

⇒ カイトが女の子に生まれ変わった理由を考察

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