ハンターハンターでコミック1巻から登場しているレオリオは主役級キャラの1人のはずなんですが、活躍場面はあまりなくて個性は強いにも関わらず目立っていないキャラです。
レオリオは友人を難病で亡くしていて、同じ病気の子供を無料で治療できるような医者になるためにハンターを目指していました。
見事ハンター試験には合格し医大生をしています。
レオリオは出身地なども不明で、出番が少ないのも影響してか謎が多いキャラです。
HUNTER×HUNTERのコミック31巻「No.326 開戦」においてレオリオのフルネーム(ファミリーネーム)が公開された事によって、今後のストーリーに影響する展開があるのかもしれません。
フルネームはレオリオ=パラディナイトでした。
プロフィール
HUNTER×HUNTERのコミック1巻「No.002 嵐の出会い」にてハンター試験を受けるために乗り合わせた船にてクラピカと共に初登場しています。
- 職業:プロハンター
- 仕事:医大生
- 役職:十二支ん(いのしし)
- 年齢:19歳
- 誕生日:3月3日
- 血液型:O型
- 身長:193cm
- 体重:85kg
- 師匠:不明
お金のためにハンターを目指してハンターになったレオリオですが、そのお金は亡くなった友達と同じ難病の子供の治療費を無料(タダ)で治してあげるために必要としていました。
ちなみに初登場時はサングラスをかけていました。
そして大声を出すときは相当にでかい声を出します。
基本的には仲間のゴンやキルア、クラピカからのいじられ役キャラになっています。
冨樫義博先生の作品「幽遊白書」における桑原和真と少しキャラ設定というか立ち位置が似ている所があります。
ククルーマウンテン編ではキルアに会うために試しの門を開ける事に挑戦しますが、年齢や体格面などからゴンやクラピカは1の門までしか開けれてませんが、レオリオは2の門まで開けれています。
念能力を抜きにした純粋な力はレオリオが強いという事になります。
念能力
レオリオは念能力をどのように習得したのかは不明ですが、HUNTER×HUNTERのコミック31巻「No.325 参戦」で瀕死のゴンに会いに行かないジンにブチギレて殴る時に技を出しています。
系統は放出系です。
技名はまだ不明です。
オーラを物質に伝播させる能力
レオリオがジンを念能力で殴ったときの能力がオーラを物質に伝播させる能力です。
選挙会場の机を殴ってオーラが地面を伝っているかのような描写がありました。
その後ジンの前の机にオーラで具現化した拳(コブシ)が出現してジンを殴っています。
オーラを波動にする能力
レオリオに殴られたジンがマスターして披露した技で、壁や地面を叩く事でオーラを波動(超音波)のように広げる能力です。
超音波検査(エコー検査)みたいな能力です。
もしオーラを波動に出来ているなら物体や物質を這わせる事が可能なので、壁なども壊さずに壁の向こう側にオーラを飛ばせる事ができるはずです。
実際にジンが使っていました。
名前の由来やアナグラム
レオリオの名前の由来はそこそこ有名なネタですが、元ネタのモデルとなっているのはアメリカ合衆国の俳優のレオナルド・ディカプリオです。
レオナルド・ディカプリオを「レオ」(ナルド・ディカプ)「リオ」と分解して「レオ」「リオ」とくっつけたという名前の由来です。
ハンターハンターの連載が始まる前にジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」という映画が大ヒットしたのですが、その主人公役の俳優がレオナルド・ディカプリオだったのです。
この元ネタになった設定は後に本格的に活かされる可能性があります。
パラディナイトはパラディンとナイトが名前の由来というか元ネタだと思いますが、聖騎士ですよね。
もしかすると誰かの聖騎士になるんじゃないのかなと考察しています。
ちなみに追加情報ですが、伊藤潤二さんの漫画「ブラックパラドクス」に登場するパラドナイトという造語があって天国って意味で使われているようです。
私は伊藤潤二さんの作品は全く知りませんが、たまにハンターハンターの描写の元ネタにはなってるようです。
深読みしてみるとミスリードやダブルミーニングの可能性もあって、今後のストーリーの展開で判明するかもしれませんね。
伊藤潤二さんの作品が元ネタの描写ってヒソカとかの描写で使われていたりします。
ストーリーのネタバレ
準主人公枠として登場したレオリオでしたが、いじられ役のキャラになっています。ただしゴンやキルアやクラピカと比べると年齢が上という事もあり、しっかりとした見せ場的なシーンもいくつかあります。
ハンター試験編では真っ先に脱落しそうでしたが、途中でヒソカに立ち向かって軽く返り討ちにされつつも、ヒソカの判定で合格と認められるほどポテンシャルは高いです。
ヨークシン編ではゴンとキルアのサポートに徹していましたが、この時に念は纏(テン)だけ覚えていました。
この後しばらくレオリオは作品内から姿を消すことになります。
現実世界では10年以上も登場する機会がなかったレオリオですが、会長選挙編で念能力を習得した状態で再登場し、瀕死の状態のゴンの所へいかないジンを殴った事によって有名になり、一気に会長候補になってしまいます。
この時にジンに「レオリオって奴に会えたのが一番の収穫だ」とまで言われているので、相当なポテンシャルを持っている可能性があるわけです。
実は会長選挙編でレオリオが行った演説は東日本大震災の復興祈願だったという考察もあります。
最終的に会長候補はレオリオとパリストンの一騎打ちになりましたが、ゴンをナニカ(アイ)が治した事によってレオリオが会長になる理由もなくなり、パリストンが会長選挙には勝つ事になります。
暗黒大陸編が始まって再びレオリオが登場する事になります。
ハンター協会会長になったチードルに依頼されレオリオはジンが抜けた枠として十二支んに加わり、暗黒大陸を目指す事になります。
その際にパリストンが抜けた枠にクラピカを推薦し、再びクラピカとも再開する事になりました。
レオリオの感想
個人的にはハンターハンターを読み始めた最初の頃のレオリオの感想は「幽遊白書」における桑原和真に雰囲気が非常に似ているとうものでした。
ちょっとガラが悪い感じの態度を見せていますが、本質的な所で人間性は非常に高いキャラなのでしょう。
会長選挙編での演説は私としては非常に感動しました。
ただ初めて読んだ時はそれほど内容を理解していなかったのですが、ハンターハンターの考察ジャンルを知って自分でもいろいろ考察した後にはいろいろな想いや信念が込められているのだなと感じるようになりました。
暗黒大陸編では必ずレオリオに大きな出番が来ると思います。
まとめ
暗黒大陸編でのレオリオの活躍は本当に楽しみです。
レオリオは必ずクラピカと大きく関わってくると思うわけです。
クラピカが外の世界を見たいとクルタ族の住む森を最初に出たのは、親友のパイロの目と足を治せる医者を探すためという理由も含まれていました。
実際にはその旅に出ている間にクルタ族は幻影旅団に全員殺されてしまいました。
クラピカにそんな過去がある状況で医者になる予定の医大生がレオリオです。
暗黒大陸編ではチードルが主任医師の医療チームに留学という形で参加しています。
パイロの目と足を治すための医者を探すためにクルタ族の森を出たクラピカと、医者になろうとしているレオリオのストーリーがどう進んでいくか考えながら、展開を楽しみに待ちたいですね。