ハンターハンターのキメラアント編で目の見えないコムギが大きなカラスに襲われて怪我をするシーンがあります。
実はコムギを用済みと考えて命を抓みに(つみに)行こうとしていたにも関わらず、カラスに襲われているコムギを見て王(メルエム)が助けるのです。
コミックではHUNTER×HUNTER24巻「No.258 1-②」で描かれています。
ストーリーのあらすじ
王(メルエム)という軍儀の打ち手と巡りあえたことによってコムギは覚醒し念にも目覚めます。ここで王(メルエム)は、はじめてコムギに対して名前を尋ね、そして自分に名前が無い事に気付きます。
その後、自分が東ゴルトー共和国の宮殿に来る前に小さな子供の命を抓んだ(つんだ)ことを事を思い出します。
そして暴力こそがこの世で最も強い能力(ちから)と考え、軍儀という暇潰しを終わらせるためにコムギを殺そうとコムギの元へ向かいます。
そこで見たのはコムギがとても大きなカラスに襲われて血だらけになり怪我を負っている姿でした。
王(メルエム)はカラスからコムギを助けました。
このシーンや描写やセリフやコマ割りなど全てに意味があるのだろうなと思います・・・。
解き明かしきれないHUNTER×HUNTERという作品の底のない深さ、そして「想い」をここでも見せつけられました。
カラスに襲われる意味
カラスはスピリチュアル的な夢占いの考えでいくと、吉兆や凶兆を示す鳥として存在します。
そして死と再生や復活を表すこともあるようです。
一般的なイメージでいくと黒い不吉な鳥と思っている人が多いのかなと思います。
実際に何かの警告や凶兆を示す暗示であったり、今現在置かれている状況の厳しさを痛感し、恐怖を抱いているという暗示の場合もあります。
一方で白いカラスは夢占いでは再生などの吉兆を表したりもします。
そして実はカラスを殺す事にも夢占いは意味があるのです。
カラスを殺す夢を見た場合、夢占いでは直面しているトラブルや、悩み事が一気に解消され、自由な気持ちになれる暗示です。
簡単にカラスを殺しているような夢であったら、今の状況が急転して一気に運気が上昇する事を表します。
まとめ
メルエムはコムギがカラスに襲われているのを助けた後に、「余は一体何の為に生まれてきた?」と自問自答しています。
その答えをコムギとの命の消える間際の軍儀にて見つけます。
もし・・・。
コムギが13歳で連れ去られた少女(女のコ)を表しているのならば・・・。
メルエムの名前の由来は・・・。
冨樫義博先生はハンターハンターという作品に念を込め、そしてそれを隠によって隠した・・・。
命を懸けて運命を変え奇跡を起こそうと・・・。
私は「引き寄せの法則」という言葉すら長い人生を生きても知らなかった人間です。スピリチュアル系の知識はほとんどありませんでした。
でも冨樫義博先生が覚醒者であるならば宇宙の法則などの概念も知っていて、スピリチュアル系の知識もかなり豊富なようです。
ある程度スピリチュアル系の事を勉強して知識を持つとハンターハンターの作品に込められた本当の想いがわかるのかもしれません。