ハンターハンターである意味での最強というか無敵キャラともいえる強さを見せ付けてくれたのが、キメラアント編(通称:蟻編)で蟻の王として登場したメルエムです。
念を使わない肉体的な格闘での勝負であれば確実に最強キャラの気がします。
ビスケがビノールトと念能力なしで戦ったみたいな勝負の場合です。
メルエムも人気がありますよね。
蟻の王としてコムギとメルエムの軍儀に隠された秘密にも大きく関わっています。全てを照らす光という意味でキメラアントの女王である母親から名付けられた名前ですが、やはり深い意味があって摂食交配によって生まれた蟻の王なので名前にも複数の意味が込められていると考えられます。
プロフィール
HUNTER×HUNTERのコミック21巻「No.212 破水」にてキメラアントの女王(母親)のお腹を突き破って誕生。
- 職業:キメラアントの王(称号)
- 年齢:1歳未満
メルエムの年齢は生まれてからほとんど日数が経ってない事がわかるので確実に1歳未満である事がわかります。
見た目的な雰囲気はなぜかドラゴンボールに登場したセルに似ています。
これはネット上の声でもかなりみかけたわけですが、私もそう思いました。
冨樫義博先生はキャラ名のアナグラムもそうですし、いろいろと他の作品であったり実在の人物をパロディで描いたりしています。
とりわけドラゴンボールの作者である鳥山明さんやスタジオジブリの宮崎駿監督をリスペクト(尊敬)しているようなので、ハンターハンターでもかなりキャラや設定に影響を受けているようです。
ちなみにメルエムは蟻(虫や昆虫)の特性か強固で頑丈で硬い肉体を持っています。
念能力
メルエムの念能力はわかっていない事も多いです。
系統に関してはおそらくですが特質系であると思います。
HUNTER×HUNTERのコミック21巻「No.217 肉樹園」でピトーがメルエムを凝で見たときのセリフがあります。
「獲物(レアモノ)のオーラを食べる事で自分のものにできる。」
「食べる程強くなる。」
強くなるというのは肉体が強化されたり、回復的な事も可能という事だと思います。
肉体を強くするというと強化系的な発想もあるんですが、特質系との相性は間逆の位置にありますからおそらく特質系なのだと思われます。
名前の由来やアナグラム
メルエムのアナグラム元に到達しようとするには本当に難しいと思います。
もちろん作品中ではヒントが出ているわけです。
「全てを照らす光」
たしかに世界を統べる可能性のある王であるのであれば納得できる意味です。そしてハンターハンターの作中では最初は力によって世界を統べようと行動しています。
でもコムギとメルエムの最期の軍儀での対局や2人のラストシーンを見て意味には気付いている人も多くいました。
光とは「心(想い)」であり「愛」なのだと。
考察によってメルエムというアナグラムの意味に気付くにはコムギの意味を理解しないと不可能だと思います。コムギの意味がわかっても辿り着くのは困難を極めるほどの深い秘密が隠されていると私は考察しています。
キメラアントの王はたくさんの人間を食べた女王によって生み落とされました。
よってメルエムには複数のモデルとなる人の組み合わせで作られた「全てを照らす光」だという答えに辿り着いたのです。
自分の頭の中で考えた考察による答えですが、この意味に辿りついたのは2017年02月01日の事でした。いくつかの調べ物をしながらなんとなくメルエムというアナグラムを試行錯誤して考えていた時に答えを見つけたのです。
この時も嗚咽がして涙が出てきました。
ストーリーのネタバレ
世界を統べる王として生まれてきたメルエムですが、実は本当の運命は違うところにありました。この本当の運命というものは、他のキャラのセリフであったり、いくつかの描写にも込められています。
メルエムとコムギの出会いは軍儀によってはじまり、軍儀によって終わりました。
死路であったネテロとの戦いも軍儀とリンクする形となりました。
メルエム自体の覚醒はネテロに貧者の薔薇(ミニチュアローズ)を使われて受けたダメージを回復するために差し出されたプフとユピーを食べた事によって肉体的に覚醒し、ウェルフィンの「コムギ」の一言によって精神的にも覚醒したのだと思います。
メルエムの最期はコムギと軍儀で対局しながら抱かれるようにして眠りにつきました。
悲しい結末のようにも見えますが、メルエムとコムギは一緒だったんです。最期は手に手をとりあって一緒に過ごせたのです。
メルエムの感想
メルエムの初見での感想はハンターハンターという作品も冨樫義博先生についても何もわかっていなかったので、あっ何かドラゴンボールのセルに似ている気がするなといった程度でした。
自分の中でのキメラアント編における重要キャラの考察に関してメルエムについての本当の意味などを理解できたのは1番最期だったのです。
「全てを照らす光」
本当にこの言葉に尽きるとしかいえません。後は現実世界を何とかする路筋を見つけるつもりです。
メルエムはコムギと対比描写されていて、これには深い意味と想いがこもっていると考察しています。
まとめ
メルエムというアナグラムを考察しおわった時にキメラアント編に関しての大きな想いについてはほぼ全て理解できて納得できたように思います。
その内容についてはこれから記事にしていく予定です。
この記事を書きながら少し気付いたのが、ハンター協会会長のネテロ(アイザック=ネテロ)というアナグラムが神なんじゃないのかという事をネット上で見かけたのです。
もしこれがその通りで意図して命名されてのであれば、メルエムは神に挑んだという事になります。
実は別の記事で冨樫義博先生はもしかすると神になろうとしたのではないのかという記事を入れる予定でした。
するとメルエムが神に挑もうとしたという理由も全てつじつまがあうのです。
気のせいかもしれませんが・・・。
現実世界においては神であればできるであろうという事を想ってわけですから・・・。
実現するには本当に時間との勝負になります。