ハンターハンターで謎が多くて正体が全くわかっていないのがシーラです。
HUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」で登場した謎につつまれたシーラについて正体を考察していきます。
考察によって謎を解き明かすために考えられるパターンなどをいろいろと考えてみたいと思います。
シーラの残した謎
シーラの正体を考察するにあたって、明らかにされていない設定や伏線となっていそうな描写など一度全て書き出してまとめてみたいと思います。
クルタ族と緋の目を題材にした映画である劇場版の映画「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の特典で登場しているので、設定上はクラピカに大きく関係する登場人物のはずです。
年齢
年齢は見た目だけの想像で幅広く考えてみると大人びた18歳~童顔の25歳くらいかなと思います。
出身
シーラの出身は全くの謎ですが、クラピカ追憶編が流星街や幻影旅団と関係しているのは間違いないので、流星街出身の可能性は高いです。
ハートマーク
シーラが持っている旅の必需品である水筒にはハートマークの形が装飾されていました。
そしてカチューシャをつけているのですが、耳の部分には同じくハートマークの形が装飾されています。
2つも同じマークがあると何か伏線のような気がするわけです。
それとカチューシャの耳ですが、ミッキーマウスの耳のような形です。
ミッキーマウスといえばネズミなんですよね。
リュックのネズミの絵
シーラが持っていた旅のリュックには邪悪なネズミの絵がプリントされていました。
ミッキーマウスのようなカチューシャと合わせて、ネズミに何か関係する人物であると考察できるわけです。
音楽を聴いている
遭難してクラピカとパイロに発見された時に、スマホやウォークマンのような端末から音楽(もしくは音)が流れている描写がありました。
ハンターハンターの中で音楽といえばクラピカと一緒に仕事をしたセンリツなんですよね。
闇のソナタとはさすがに関係はなさそうですが、遭難して水も無く倒れている状態で聞いている音楽が気になります。
D(ディノ)・ハンター
シーラはクルタ族の森で遭難して怪我をし、水もつきて命を失いそうになっていたところを助けてもらったお礼にD(ディノ)・ハンターというハンターの仕事をしている主人公の冒険活劇の本をクラピカとパイロにプレゼントしています。
このD(ディノ)・ハンターの本には付箋(ふせん)がとてもたくさん張られています。
栞(しおり)を挟むといえばクロロの念能力で栞のテーマ(ダブルフェイス)がありますよね。
別の漫画ですけどブリーチ(BLEACH)でも月島秀九郎 (つきしましゅうくろう)が完現術(フルブリング)で栞(しおり)を挟んで過去を変える能力を使っていました。
そしてD(ディノ)・ハンターの著者が気になりますよね。
その後にドン・フリークスという暗黒大陸を探検して「新大陸紀行」の「東」の著者が存在する事がジン・フリークスによって明かされています。
この覚醒考察ブログではドンとジンは同一人物ではないのかと考察しています。
もしD(ディノ)はアナグラムでD(ドン)と同一人物とかだったらなんかすごい繋がってきますよね。
もう一つ謎があってクラピカとパイロが隠していたはずの本が長老に見つけられているですよね。
念能力がこもっていてクルタ族の長老(ジイサマ)に見つけられた可能性もあるわけです。
足のケガ
クラピカとパイロに発見された時にはシーラは既に足を怪我していて手当てされた包帯が巻かれていました。
持っていた包帯で自分で手当てしたという事も考えられます。
(おどろく事に彼女は治りかけるとまた転んでケガをいくどもくり返した)
という記述があって、何か念能力が関係してそうな雰囲気があります。
描写では右足と左足をそれぞれケガしている描写があります。
これは単にミスかもしれませんけどね。
パイロが崖から落ちたショックで記憶をなくしている目と足が不自由になった理由とシーラのケガも関係があるかもしれません。
ハンターハンターの作品の中では対比描写があちこちで描かれています。
- ゴンとメルエム
- クラピカとクロロ
- コムギとナニカ
もしかするとシーラとパイロは対比描写されるのではないのかという考察もできます。
シーラ(sheila)という名前にはアイルランド語で「盲目」という意味が込められています。
コムギやナニカと共通する眼(メ)に関するキーワードです。
もしパイロの対比であるならば殺されている可能性が高いんですよね。
置手紙の謎
シーラはクルタ族の森から去る時にほら穴に置手紙を残しています。
パイロは「きっと直接会ってお別れするのがつらかったんだよ」と言っていますが、相手は子供2人とはいえ命の恩人です。
いくら天然系っぽいキャラとはいえ恩義を感じているようでしたので少し違和感があります。
クラピカは辞書で言葉のやりとりをはじめましたが、パイロに「バレたら地下牢だよ」と言われてました。
クルタ族の隠れている森の場所を知ったので捕らえられた可能性もあります。
携帯電話の謎
携帯電話に関してはシーラが直接は関係してないのですが、考察するともしかすると何かあるかもしれないという設定があります。
クルタ族では携帯電話を所持する事は長老以外は禁止されています。
でもパイロは試験の途中で自分のカバンの中から携帯電話を取り出しています。
これは長老が2つ携帯を持っていてパイロに連絡用に1つ渡したか、シーラにこっそりともらっていたかしか考えられません。
ハンターハンターの作品の中で携帯はキーワードになっていたりもします。
幻影旅団のシャルナークの念能力は「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」ですし、対象にアンテナを刺して発動させる能力です。
パイロの持っていた携帯の伏線は回収して欲しい内容なんですよね。
クルタ族の虐殺を発見した女性
HUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」の最後でクルタ族の虐殺を発見したのは森に迷い込んだ旅の女性という事でした。
シーラが一度旅に戻っていたのであれば、もう一度迷い込んだ可能性があります。
そうなるとシーラがクルタ族に見つかって地下牢に入れられたという考察は成り立たなくなります。
ふと思ったんですが、森に何らかの特徴がある女性を迷い込ませるという念みたいなものが掛けられているのであれば、クルタ族の虐殺を発見した女性は作品に全く絡んでこない可能性もありますね。
冨樫義博先生はミスリードを仕掛けてくる可能性もあるわけで、この部分も大きな謎となっています。
パリストンの兄妹説
実はシーラとパリストンは兄妹じゃないのかという考察があって、確かにそれはありえるなという繋がりや設定があるわけです。
まず目の雰囲気がかなり似ているんですよね。
そしてシーラのミッキーマウス(ネズミ)のようなカチューシャや、リュックにプリントされていたネズミがあります。
一方でパリストンは十二支んでは子(ね)の位置にいます。
すなわちネズミです。
そしてパリストンが十二支んを脱退してその後継として、十二支んの子(ね)となったのはクラピカでした。という事でクラピカの名前の由来もポケモンのピカチュウ(ネズミ)だったという伏線の回収がされています。
ハンター協会の会長で神(ネ申⇒ネテロ)のアナグラムを持ったアイザック=ネテロが選んだ十二支んと、神を超える者として登場したその息子のビヨンド=ネテロが暗黒大陸での勝負が始まります。
会長選挙編でのパリストンの心理描写でのセリフ「まぁやっぱりボクは”カミサマ”じゃない」も気になります。
シーラは必ず絡んでくると思うんですよね。
となるとやっぱりパリストンとシーラは血の繋がった兄妹のような気がするわけです。
パリストンの妹か姉だとして、どっちがしっくりくるかなと考えたのですが、なんとなくですが私は妹のほうがしっくりくるかなと思っています。
ゴンの母親説
実はシーラの正体がゴンの母親じゃないのかという説があります。
これは冨樫義博先生が「ゴンの母親はすでに作中に出ています」と雑誌記者のインタビューで答えたというソースが明確ではない情報が元になっています。
ジンとパリストンの確執からもこれはありえる設定かなと私も考察しています。
他の候補者も含めて考察の条件を絞った上で記事を作っていますので、気になる人はチェックしてみてください。
まとめ
という事でシーラの正体を考察するために、HUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」で謎になっていた部分と、ハンターハンターの作品の中で今まで関係しそうな部分を洗い出してみました。
確信を持てるほどの考察はできませんでしたが、謎の部分のピックアップやまとめを見て私よりハンターハンターを読み込みこんでいる人の気付きになるかもしれないのでまとめてみました。
いろいろな人の考えをみたから私自身が気付けた事もたくさんあります。
早くハンターハンターの作品の中でシーラの謎が解き明かされて張られた伏線の回収がされていくといいですね。