ハンターハンターのファンや考察好きの人であればカイトの3番の武器の能力って気になりますよね。
ハンターハンターのキメラアント編においてクールで細身のミステリアスな感じもするカイトですが、ピトーとの戦いに敗れて命を落とし女の子(女のコ)に転生したわけです。
この転生能力がカイトの念能力である気狂いピエロ(クレイジースロット)の何番の番号で出た武器によって実現したかを考察していきます。
実は私はこの3番の武器について考え方が全く変わりました。
記事の中で説明してきますが、最初はかなり確信を持ってカイトは1番から9番以外の数字で出た武器で女の子(女のコ)に転生したと考えていました。
ただ途中から3番推しになったのでその理由などを含めてまとめていきたいと思います。
カイトの転生について
ハンターハンターのコミック派の人で考察ファンであればカイトが女の子に転生したというところは納得しているかと思いますが、ジャンプ派の人やテレビアニメ派の人達は何度も読んだり見たりするのが難しいかと思いますので理解しずらいかと思います。
そこで少しだけ整理しておきます。
まずはジンカイトというパワーストーン(鉱石)があります。
師匠と弟子の名前として「ジン」と「カイト」がついています。
ジンカイトの石言葉の意味には「復活」「情熱」「想い」「活力」「創造性」などがあります。
そしてカイト以外の他のキメラアントは摂食交配によってDNA的に生まれ変わって記憶を引き継いでいます。
ただしカイトに関してはジンの言葉でそれが否定されていると考えれます。
「あいつの気狂いピエロ(クレイジースロット)にはな『ゼッテー死んでたまるか』って本気で思わねーと出ねー番号がある!!」
これはHUNTER×HUNTERのコミック32巻「No.335 決定」でのジンのセリフです。
「あいつが生きてんならそーいう事だ」というセリフはカイトの生まれ変わりは念能力による転生であったという事です。
「魂」が念能力によって赤い髪の少女に宿ったのです。
そしてそれはメルエムの双子の妹でした。カイトの魂が宿ったのはキメラアントの女王が自分のお腹の中で出産するために身ごもった子供なのです。
なぜ女の子だったのかも深い意味があると考察しています。
3番以外を予想した理由
カイトが赤い髪の少女(女の子)に転生した事がジンのセリフからわかったときに、ハンターハンターのファンであればピトー戦で気狂いピエロ(クレイジースロット)が出した番号が気になったはずです。
作品内で最後の描写があった番号は3番でした。
ちなみに私は絶対に3番ではないだろうという考え方でした。
理由はたくさんあって、3番の武器でピトーとかなり好勝負をしていると思われるからです。
ピトーがカイトの首を抱えていたときに、着衣は損傷していましたし顔に切り傷も残っていました。
いくつかの3番以外と予想した理由を紹介します。
ネテロの百式観音
なぜカイトの念能力でネテロの百式観音が出てくるかというところですが、ネテロ会長の技も数字が非常に関係していたわけです。
そして百式観音の技名を見ると非常にヒントがあるように思えるわけです。
- 壱乃掌(いちのて)
- 参乃掌(さんのて)
- 九九の掌(つくものて)
- 零の掌(ゼロのて)
100個の数字の中で使われているのは0~99なわけです。必殺技ともいえる奥の手は数値的には0番だったわけです。
するとカイトの気狂いピエロ(クレイジースロット)にも同じ法則が当てはまるかなと思えたわけです。
転生の予想をした番号
では実際にカイトが一体何番の番号で転生したのかという数値ですが、やはり0番かなと予想しました。
0(ゼロ)とは0(レイ)とも読めて「レイ」は「霊」と書けます。
冨樫義博先生は絶対に掛けて来たはずと思ったわけです。
後は1番から9番という事で次の数字の10番とかもありえるかと思いました。
0はどこかに入ってないとおかしいかなと思ったのと、ゴロ合わせで転生(てんせい)の「てん(ten)」と「10(ten)」を掛けた可能性はあるのかなと思ったわけです。
どちらにしろ3番はありえないかなと思っていたわけです。
能力が使われるタイミング
3番の武器でピトーと戦ったカイトが武器を変えるタイミングや必要性があったのかがポイントかなと思えるわけです。
「ゼッテー死んでたまるか」と思って出した武器で戦って勝負に勝つこともあるんじゃないのかなとも考えれます。
なので最初は3番の武器で戦って、勝てないと悟った後にもう一度スロットを回して死ぬ直前に何かの番号を出したんじゃないのかと考えていたわけです。
でも考えてみると3番が出た時点でカイトは右腕を切られていました。
気狂いピエロ(クレイジースロット)も「絶対絶命のピンチだな!!」と言っていて、カイトもゴンとキルアが逃げるまでの時間を稼ぐといっているので既に死を覚悟していたとも解釈できるわけです。
すると「ゼッテー死んでたまるか」と念じたのは3番の武器を出す前でも辻褄は合うという事です。
3番が転生能力との考察
そもそも私は絶対に3番は違うかなと思っていたところに、あっ・・・これは3番かなと考えが変わって考察しだした理由があります。
気付いて考え方が変わるとそちらに答えを求めるわけです。
ではその根拠をお伝えしていきたいと思います。
まずは3番の武器の形状ですが、ロッドという見方もできますがバトンにも見えます。
武器としては本来違うバトンであるならば命のバトンを繋いで転生するという解釈ができます。
そして実際にバトンのようにクルクルと回しているんですよね。
急にカイトがバトントワーリングをするチアーリーダーみたいになってるわけです。
そしてもう一つハンターハンターという作品がキリスト教の宗教に関する設定などがいろいろと影響を受けているという事です。
キメラアント編の元ネタとなっている設定は岩明均先生の描く「寄生獣」という漫画の影響もあるのですが、メレオロンの神の不在証明(パーフェクトプラン)とかも宗教が関係していますよね。
そしてコムギとメルエムの関係がまさにキリスト教の宗教が関係しているのです。
これは別の記事を作ってまとめますが、キメラアント編もキリスト教が大きく関わっていると知った後にまとめサイトで衝撃の発言を見つけたわけです。
それはイエス=キリストが磔(はりつけ)にされて絶命した3日後に復活しているという言い伝えです。
この3という数字を知ってイエス=キリストの復活に関する事を調べて3番の武器がバトンであれば確定かなと考察してしまったわけです。
パラダイムシフトが起きたときにもそうですが、考え方や価値観ってかなり簡単に変わるんですよね。
まさに人は一瞬で変われるという事をちょっとニュアンスが違った意味になりますが体験したわけです。
まとめ
カイトがキメラアントとして赤毛の少女の身体に転生した能力が気狂いピエロ(クレイジースロット)の何番であったかという考察をしました。
最初は絶対に違うだろうと思っていた3番が考察での自分なりの答えとなりました。
ちなみに私は無神論者で無宗教です。
ただハンターハンターという作品にはキリスト教(他にも政治)が元ネタとなっている設定は多いので、キリスト教が関係する話題があると飛びついてそちらに考えがいってしまいます。
実はキメラアント編ではさらに深くキリスト教に関わっているあまりにも深い描写があるので別途記事にしました。