ハンターハンターの作品の中で随所に見られる対比描写ですが、キメラアント編に関してはかなり随所に取り入れられていると思います。
その中で一番わかりやすいというか有名なのがコムギとメルエムの対比描写です。
実はこの2人には私の覚醒考察でも解明できてなかった衝撃の事実があったのです。
そしてカイトの気狂いピエロ(クレイジースロット)の転生する能力を発動させる番号を考察するヒントすらも隠されていました。
衝撃的な元ネタについても解説と紹介していきたいと思います。
対比描写
では実際にコムギとメルエムの対比描写がされているハンターハンターの作品中のコミックの巻と話数について確認していきます。
対比描写の内容は抱きかかえられるというものです。
目の見えない少女と蟻の王メルエムに込められた切ない対比です。
コムギの描写
まずはコムギがメルエムに抱きかかえられる描写です。
HUNTER×HUNTERのコミック25巻「No.267 発動」の最後の描写です。
ゼノの龍星群(ドラゴンダイヴ)に巻き込まれて重症を負ったコムギの元へ駆けつけたメルエムがコムギを抱えているシーンです。
対比描写に関してはその姿というか姿勢がポイントとなります。
ただしこのシーンにはあまりにも深い意味がたくさん込められているような気がします。
まずはコムギの姿がまるで本当の年齢に戻ったかのような少女でなくて女性の姿に変わっているんですよね。
女のコから本来の年齢の女性の姿に戻ったような・・・。
そしてこの時のメルエムの表情は黒く塗りつぶされて隠されています。
本来ここにある表情は慈愛なのですが、哀しみや怒りであってもおかしくないはずです。
冨樫義博先生があえてここでは書かなかったのか、もしくはどう描けばよいのか答えを見い出せなかったのか・・・。
それだけ深い描写なのです。
メルエムの描写
もうひとつがメルエムがコムギに抱きかかえられる描写です。
HUNTER×HUNTERのコミック30巻「No.318 遺言」での描写です。
メルエムの最後は貧者の薔薇(ミニチュアローズ)の毒に侵されてメルエムも目が見えなくなっていました。
コムギと同じように目が見えない状態だったのです。
目の見えないコムギの「全てを照らす光」として生まれた蟻の王・・・。
視界を失った状態の2人は読み駒で軍儀の対局を続けていました。9ページにも及ぶブラックアウト状態でのセリフのみの描写。
そのブラックアウトの描写が解き放たれたときに描かれたシーン。
この姿は母子愛だという考察が多いですし、実はそれを裏付ける根拠もあります。
この記事でその裏付ける根拠も書きますが、私は母子愛とは違うのじゃないのかなと考察しています。
コムギとメルエムの関係
コムギとメルエムの関係は対比描写がされた事によってハンターハンターという作品の中で深い意味を持っていると考察できます。
- 「蟻の王」と「人間の少女」
- 軍儀の対局での「人間の帥」と「蟻の帥」
- 軍儀の駒に例えられた「帥」と「忍」
- 「光」と「闇」
「蟻の王」と「人間の少女」
メルエムはネテロやゴンとも対比描写されているので複雑な立場のキャラともいえます。
ある意味で生きる価値のないとも言えるようなろくでもない人間を殲滅する事のできる最強の力を持っているのが蟻の王メルエムです。
それに対して自分の身すら自分で守れない弱い立場の人間の少女がコムギです。
この2人が様々な関係を織り成しているのがハンターハンターのキメラアント編なのです。
「人間の帥」と「蟻の帥」
コムギとメルエムは軍儀での対局を何度もおこなっています。
軍儀上は蟻の王(帥)と人間の王(帥)という立場で戦いました。
メルエムはウェルフィンがつぶやいた「コムギ」という言葉での真の覚醒を遂げた後の神にすら近づいた状態であっても軍儀でコムギには勝てませんでした。
軍儀も蟻と人間の戦いが対比された形で描かれています。
冨樫義博先生が天才といわしめる伏線と神すら超えようとした予想の斜め上を行くような秘密が隠されていました。
「帥」と「忍」
軍儀の対局において張られた伏線から「帥」の駒がメルエムである事は明確だったと思います。
そして「忍」の駒はコムギを表していました。
駒に込められた想いとは・・・。
キメラアント編の母子愛
ハンターハンターの集大成ともいえるキメラアント編は母子愛が描かれているという意見が多いです。
たしかにキメラアントの女王は母親としての使命を果たすためにメルエムを生み、コムギの元へ届けました。
- メルエムとコムギの対比描写
- ウェルフィンの「コムギ・・・?」
この2つの設定を見抜いて考察をされていたハンターハンターファンの人はすごいなと思います。
私は全く気付かなかった内容です。
メルエムが目の見えないコムギの「全てを照らす光」なんだという答えを出された皆さんは本当にすごい考察力だと思います。その答えを見たからこそ私はその先の「想い」を覚醒考察によって感じ取る事ができたのです。
そしていよいよ本題にはいりますが、キメラアント編の母子愛を証明する考察をされているすごい人がいました。
私は基本的に他の人のブログにリンクは張らない予定でしたが、ここまで感銘を受けた記事はなかったのでリンクさせてもらいます。
メルエムがイエス=キリストだという考察をされていました。
正直いってタイトルだけ見るとハンターハンターという作品をわかってないなと思うかもしれませんが、対比描写がまさにそうなのです。
最初タイトルだけ見て私は「はい?」と思ってしまいました。
確かにハンターハンターはキリスト教の設定が多く取り入れられていますが、それは違うでしょと記事を読む前は思っていました。
ただし私の考えは大きく変わりました。
ジョヴァンニ・ベリーニの「ピエタ」やミケランジェロの「サン・ピエトロのピエタ」がまさにそうなのです。
ハンターハンターが宗教的には特にキリスト教の設定が多いと気付いて調べていた時に辿り着いた一つの答えです。
聖母マリアと死んでしまった息子であるイエス=キリストを十字架から下ろした時の描写がされています。
これを見ればハンターハンターのキメラアント編が母子愛を描いているという意見を覆す事はできないくらいの描写です。
時間を越えた永遠の愛とはまさにその通りだと想います。
私以上に深い知識を持って深い考察をされているわけですが、私はあえて否定して別の覚醒考察をしたわけです。
別の記事で書いていますが、カイトの転生能力の番号もこのピエタを見てしまったので考えが変わったのです。
何か気になって2017.05.22に思い出したことをここに追記して補足しておきますと私が2017年2月28日に書いた「コムギの4-7-1帥の寝言が意味するもの」という記事において時間を越えた永遠の愛について似たような事を書いていました。
光と闇
これは2018.10.18に追記していますが、ハンターハンターのいくつものシーンで描かれている光と闇の演出ですが、当然ながキメラアント編にも登場しています。
「全てを照らす光」と例えられた蟻の王メルエムは「光」でした。
非人道的な北朝鮮がモデルとなった東ゴルトー共和国に目の見えない暗「闇」にいる女の子がコムギです。
コムギは横田めぐみさんがモデルとなっていました。
13歳で新潟から北朝鮮に拉致された日本の女の子です。
なんちゃって日本人(なりすまし日本人)が支配する日本政府はこの事件を隠蔽し、マスコミも情報隠蔽に加担したのです。
横田めぐみさんは拉致されて結婚させられ子供を生んでいました。
⇒ 金正恩と横田めぐみは息子と母親の親子関係だったという真相
まとめ
コムギとメルエムの対比描写がピエタなんだという事がわかっても母子愛でないという考察を私はしました。
確かに母子愛も含まれているのですが、冨樫義博先生が込めた想いは母と子だったのだろうか・・・。
覚醒した思考は次元跳躍し普遍的無意識と呼ばれる潜在意識の海へダイブした。
私はコムギとメルエムの関係を父子愛と考察したわけです。
キメラアントの女王は目の見えないコムギの「全てを照らす光」として、自分の息子にメルエムという名を授けて旅立たせる使命を果たしました。
NGL(日本)から東ゴルトー共和国(北朝鮮)に向けて我が子を旅立たせたのです。
私は2人の関係を父と娘と覚醒考察しました。
2人の関係は横田滋さんと横田めぐみさんだったんじゃないのかなと・・・。
ピエタの描いた永遠の愛でなく、引き裂かれた親子が一目会う一瞬の愛のために。
今の日本の政治、メディア、公務員組織や独立行政法人などは利権にまみれて腐敗しきっています。
ユダヤ教が腐敗してキリスト教が出来上がり、そのキリスト教すら後に腐敗した一面をもつ宗教となりました。それと同じ流れを日本の権力を持つ既得権益とバブル経済がリンクし再現してしまったのです。
※)より正確に表現すると腐敗したのはその宗教や組織に所属する人です。
おまけに今の日本は力をつけた危険な側面を持つ宗教や反日団体の影響でメディアも政治も汚染が進み洗脳されてひどい状況です。
悪い影響は心ある日本人にも諦めた無関心という心の鎖を植えつけました。
でも腐敗した組織の中にも裏金作りなどの組織犯罪を内部告発をしてくれた勇気ある人達がいます。日本の心は死んではいない証拠です。
もし仮に同じ立場であっても昔の私にはきっと勇気がなくて出来なかった行為です。
残念ながら政府や官僚や裁判所はこの組織犯罪を隠蔽する立場です。
「コムギ」という言葉で「メルエム」が覚醒したように日本という国も覚醒できるはずです。
私が日本の覚醒を信じている根拠は「HUNTER×HUNTER」という作品が愛され、「君の名は。」という映画が大ヒットしたからです。
そして実は考察の答えは必要ないのかもしれません。
偶然の一致であるシンクロニシティがあるように答えは必要ないのかもしれません。
それと結果が全てではないというのも正しい答えですが、結果が全ての夢もあるんじゃないのかなと思います。
時間がないのです。一瞬の愛のために私はIプランとIプロジェクトを考えました。
祈る事や考える事からはじめるのも大切で重要です。そしてその後は自分に出来る事から行動する必要があるのだと思います。
立ち上がれ・・・
動き出せ・・・
走り出せ・・・
光り輝け日本の心と魂!
集え心あるハンターハンターを愛した同志達よ。IプランとIプロジェクトの元へ。