今週の週刊少年ジャンプ52号に掲載されている最新話、ハンターハンター408話「交渉②」の文章でのネタバレ解説です。
読者反応のまとめなどからも情報を引っ張ってきています。
感想や考察はそれぞれ別途記事を作ってます。
謝肉祭
モレナから語られたおぞましいカキン帝国の闇が謝肉祭です。
数年に一度行われるというカキン王族の祭
ランダムに選ばれた村落へ
王族一行がお忍びで赴き「宴」を催す
選ばれた村人は全員その場で
「持て成す者」と「その他」に選別される
「持て成す者」は性接待を強要され王族だけでなく一緒に来ているであろう政府の要職者や実業家などの相手もさせられる。
幻影旅団に始末されたリスノースなんかも過去には参加していたのかもしれません。
不敬罪
王族特権の不敬罪は謝肉祭と密接に関連している法律です。
王族を蔑ろにする一切の行為を禁じ
これに抵触したものを極刑に処す
近代以前は下級官の直言や平民の直視も
死罪とされ民主化が進む現在でも
王族相手の避妊・堕胎・遺伝子鑑定等は
王族の子孫繁栄に対する反逆・不敬行為として
即刻 死刑となる
不敬罪がある事によって多くの祭孤児が生まれる事になります。
祭孤児
「持て成す者」が性接待を強制され、避妊・堕胎が不敬罪で死刑となる事から一定数の「宴」のたびに祭孤児が誕生する事になります。
祭孤児は生まれてすぐに二線者の証である傷で顔を裂かれエイ=イ組が運営する人身売買組織のアジトに送られます。
そこで科学的選別を受けて「二線者」と「肉」に分けられます。
「肉」とは性奴隷の意味です。
モレナの過去
モレナの過去が語られ、実はの王族の血を引き継い二線者の本物のモレナという女性が過去にはいた事が明らかにされます。
今のモレナは「二線者」と「肉」の選別では「肉」でした。
本物のモレナは今のモレナに殺されたのか、別の理由で死んだのかはわかりませんが、今のモレナと入れ替わったという事です。
なので今のモレナには本当の名前か別の呼び名があったという事になります。
モレナの母親
今のモレナの実の母親についても悲惨な最後を遂げています。
モレナを妊娠した事や産んだ事すらも認識できないままに死んでいます。
数日間休む事も眠る事も許されずに「持て成し」を王族一行に強要させられて精神が崩壊して廃人となったのか、薬を使うプレイをされて廃人となったのかだと思われます。
守護霊獣
王子達の守護霊獣が謝肉祭への参加に関係しているという話題が上がっています。
- ナスビー(女性器・胸)
- ベンジャミン(男性器)
- カミーラ(胸)
- チョウライ(アナル)
- ツェリードニヒ(?)
- ツベッパ(不参加)
- タイソン(不参加)
- ルズールス(男性器)
- サレサレ(口)
- ハルケンブルグ(不参加)
- カチョウ(不参加)
- フウゲツ(不参加)
- モモゼ(不参加)
- マラヤーム(不参加)
- ワブル(不参加)
ナスビーは真っ黒ですが、あのおぞましい守護霊獣は謝肉祭の影響を受けていた可能性が高いです。
もしかすると変化や進化もあるかもしれません。
ベンジャミン、チョウライ、ルズールス、サレサレはおそらくアウトで、カミーラとツェリードニヒはグレーといった感じです。
三種の神器
謝肉祭の暗喩の肉の描写は女性のアソコでナイフは男性のアソコだと単純には考えれます。
ただ謝肉祭と守護霊獣の関係性から守護霊獣と関係ある3種の神器の壺中卵も関連性は出てくるわけです。
するとナイフは吉兆丸のメタファーかもしれません。
ダブルミーニングになっている可能性もあります。
宴に選ばれた村落は祭りの火なのか、燃えているようにも見えて、3種の神器に捧げる生贄もあったのかもしれません。
特質系念能力者
モレナからボークセンに特質系能力者の説明が行われました。
特質系能力者は「発」をどうするか決めてない状態であればどの系統も100%まで伸ばす事が可能という説明がされました。
でもこれはクラピカの全系統を100%まで使える絶対時間(エンペラータイム)とは別の話です。
別の系統を極めてしまって後から悔しい思いをする事はあるとの事です。
何人かの特質系念能力者の仮の例で具体的に説明したいと思います。
ネオン
例えば特質系念能力者のネオンは無自覚に特質系念能力を100%にした能力を作って使っていたと思われます。
ゴンやキルアがネオンのような念能力を「発」として覚えようとしても絶対に不可能なわけです。
モレナ
モレナを例にとると、モレナが強化系の能力を極めようとしたら100%までは特質系能力者の特性を使って可能だったわけです。
でも強化系を100%まで習得してしまうともう後戻りはできないので、その後に恋のエチュード(サイキンオセン)を習得しようとしても不可能となり、悔しい思いをするという事です。
実際のモレナの念能力は他5系統混合のハイブリッド技という事で全系統を使って発現させているような言い方がされています。
例えば全系統に40%割り振って発現させてるようなイメージです。
あくまでイメージですが、全系統を混ぜ合わせて実現させているようなイメージという事です。
クロロ
クロロは相手の念能力を盗むというこれまた特殊な特質系念能力ですので、特質系に100%割り振ってるとは思います。
盗んだ念能力を使いこなす必要があるはずで、他の系統も使えないといけないので30%とか40%とかは割り振られて習得もしているのだとは思います。
クロロやモレナがどんなに修行を頑張ったり、発を作る時点で実現させようとしてもクラピカの緋の眼を条件にした全系統を100%状態で使えるエンペーラタイムを真似する事や実現させる事はおそらく出来ないという事だと思います。
クロロが絶対時間(エンペラータイム)を盗めるのかは謎です。
盗めたとしても命を削って使えるのか、クロロには緋の眼がないので劣化して全系統80%とかで使えるのかとか、盗めても使えないのかとかははっきりとわかりません。
交渉ゲームの展開と行方
ボークセンが「目的」のカードを選び、モレナが自分の目的はカキン帝国の滅亡であると説明しました。
可能であるならば人類滅亡まで頑張りたいようです。
「肉」としての人生がそう決意させたのでしょう。
次にボークセンが「力」のカードを選び、モレナの念能力や特質系能力者の説明がされました。
この時点でボークセンはJ(ジョーカー)とY(イエス)のカードを引いています。
N(ノー)が残った時にどうなるのか知りたくないかとモレナに誘われ、「NO?」のカードを選びます。
NOのカードが残った場合
モレナはNOのカードが残る事でボークセンに死の暗示をさせていますが、Xが残る事と一見同じ風に取れる発言もしています。
Xは完全に無条件に帰し、NOは帰すけどタダでは返さないで脅迫するような説明です。
ややこしいのは仲間になりたい人間にも交渉ゲームをして、NOが残ると死んでもらうみたいな説明とボークセンも死ぬ事を暗示する説明もしています。
一方でボークセンもNOが残ったら死ぬと思っているものの、自分が仲間になると言ったら脅迫に屈した形になって仲間になれるとも思っている心理描写があります。
なんかずっと釈然としない状況が続いている感じです。
モレナは心理戦を仕掛けて嘘はつかないまでもミスリードは仕掛けてるようにも思います。
仲間になるルートはYESのカードが選択されるパターンと脅されて仲間になりますとYESと言うパターンがあるような描かれ方をしています。
一方でツェリードニヒの動向を探るスパイのルートも用意はされていると思います。
NOのカードが選択されたら恋のエチュード(サイキンオセン)に感染させるのか、Dの取引カードの小さなお願いでキスをして恋のエチュード(サイキンオセン)に感染させて事が考えます。
ただ実際には、まだはっきりとはわかりません。
特殊戒厳令
特殊戒厳令の発令の放送と共に「ゴゴゴ」という鳴動が起こっている描写もあります。
おそらくハルケンブルクが動いたのだと思われます。
ハルケンブルクがベンジャミンに攻撃を仕掛けて失敗して特殊戒厳令が発令された可能性、
攻撃の前に特殊戒厳令が発令されつつもハルケンブルクの攻撃は成功した可能性、
ハルケンブルクが攻撃を成功させ、ベンジャミンの身体を使って下位王子を守るために発動させたとかも考えれます。
他にもマフィアの抗争が本格的に勃発して激化したり、カチョウやセンリツが進めていたルズールス暗殺や暗殺未遂に絡んでの特殊戒厳令なども考えられます。
交渉ゲームが山場を迎える中で、特殊戒厳令の方も気になります。
ここにフィンクスとフェイタンも向かっているわけですから、緊張は一気に高まりそうです。
ネタバレ解説のまとめ
次週の展開としては交渉ゲームが終結するのかと、特殊戒厳令の状況が明かされるかに注目が集まります。
一気にモレナとボークセンの株が上がった感じです。
もう誰も交渉ゲームに文句言ってない感じです。
特殊戒厳令の状況を挟んでくれたら、交渉ゲームがまだ続いても誰も文句は言わない感じかもしれません。
みんな現金というか、まとめサイトにコメントする人達はすぐ気分をかえる気分屋の人が多いみたいです。
いよいよ残り連載は2回となりましたが、どこまで進むのかと、その後の連載ペースがどうなるのかが重要なポイントになってきました。
感想や考察はそれぞれ別途記事を作ってます。