ハンターハンターのキメラアント編で3人いる王直属護衛軍の中で圧倒的な1番人気だったピトーが死んでしまった死因やその最後について解説していきます。
本来の名前はネフェルピトーという名前ですが、エジプト神とフランスのカトリーヌ絵本の動物キャラが名前の由来となっています。
テレビアニメでは明確に女性(メス)キャラとして設定されていました。
そんな女性キャラであり、大人気だったピトーの死因と最後は使命に身をゆだねたとはいえ無残でした。
原作のコミックでもピトーの性別はかなり議論や意見交換がされていたわけですが、このブログでも考察して答えを出してみました。
一応このブログでも答えというか私の考えた結果としてピトーは女性(メス)キャラという結論を出しています。
3人いる王直属護衛軍の中では唯一戦いによって死んでしまったピトーの死因と最後を解説していきます。
ピトーの死因
ピトーはハンターハンターの作品における主人公のゴンと戦って死んでいます。
メルエムから託されたコムギをゴン達キメラアント討伐軍に人質に取られていたので、おとなしく従っていたわけですが、ウェルフィンからの電話でのやりとりで、プフがコムギの声を使って開放されたと嘘を信じ込ませたためにゴンと戦う事になります。
ピトーはコムギが開放されたと信じたためカイトが死んでいることをゴンに伝えます。
そしてゴンはいわゆるゴンさん化してしまうわけです。
命を懸けたありったけの誓約によって大人に成長したゴンは畏敬の念をこめてハンターハンター読者の間では「ゴンさん」と呼ばれるようになります。
ピトーの死因はゴンさんと戦って首から上をパンチで潰されての絶命です。
圧倒的なゴンさんの強さ
ピトーは精神統一の業を終える前のネテロ会長に自分より強いかもしれないといわしめたほどのキャラです。
そのピトーがゴンさんには全く手がでずボコボコにされています。
そして止めとして頭部を拳で砕かれて絶命しました。
人気のある女性(メス)キャラだったわけですが、かなり無残というか残酷な死に方ですよね。
死因が頭部破壊による絶命とは容赦なしでしたね。
ゴンの命の恩人であるカイトの教えとはいえ女性キャラにも容赦ないのが冨樫義博先生のハンターハンターでの作風ですよね。
もろに悪役キャラだったとはいえザザンとかもフェイタンの「太陽に灼かれて(ライジングサン)」に焼かれて絶命しています。
キメラアント編(通称:蟻編)ではポンズや一般人の女の子や女性もたくさん死んでます。
ピトーの最後
ピトーの死因はゴンさんの拳による頭部破壊での絶命でしたが、最後はそれで終わったわけではありません。
死後強まる念によって再びゴンに襲い掛かります。
これはHUNTER×HUNTERのコミック13巻「No.120 9月6日①」にて幻影旅団のフェイタンがゴンやキルアに話していた、死ぬ事によって強まる念についての話の伏線が回収されたといえます。
ピトーの黒子舞想(テレプシコーラ)が王のために死後さらに強力な念を纏い(まとい)ゴンの抹殺だけが目的の骸人形と化します。
この時にゴンの右腕を奪います。
カイトの右腕を奪った時の再現がされています。
ピトーはその右腕をゴンによって身体に突き刺され、失った右腕で発動させたジャジャン拳のグーを喰らって木っ端微塵に吹き飛んでいます。
ゴンさん化している状態でさらに右腕を誓約の代償にしたジャジャン拳のグーです。
おそらくピトーの肉片は跡形も無く吹き飛んだ可能性が高いです。
コムギを守ろうとし、王であるメルエムのために全てを尽くしたピトーの最後は壮絶な最期となりました。
まとめ
人によりけりですが、ある程度はまっとうに生きようとし、世の中の何かがおかしいと感じている人は年齢を重ねていくと、自分や人間(種族としての)の存在意義を考えたり、自分なりの死生観を考えたりする状況に辿り着くのではないでしょうか。
もちろん覚醒によって子供の頃から同じ領域に辿り着く人もいます。
ハンターハンターのキメラアント編は冨樫義博先生のそういった想いがかなり詰まっている内容となっています。
多分ですが多くの腐敗官僚や無能な政治家のように自己顕示欲や既得権益にまみれ、思考が汚染されて腐った人間にはそういう感情は沸かないし、理解もできないと思います。
全員が腐っているわけではないとは思いますけどね。汗。
マスゴミ系の人間やブラック企業の社長や役員なども思考的には同類かと思います。
一方で人のために命を懸けて行動したり、実際に命を賭してまで人を助けて亡くなられている人も現実社会には何人もおられます。
蟻として生まれて王に絶対的な忠誠を誓っていたピトーのですが、死ぬ前の最期には「殺されるのがボクでよかった・・・!!」という心理描写がありました。
奇しくもメルエムとピトーは指が4本で小指がないキメラアントでした。
大切な小指(子供)すなわちコムギを守ろうという同じ想いを持った主従関係の2人でしたが、もし死後の世界があるのであればどんな会話をするのでしょうか。
冨樫義博先生の描くハンターハンターという作品は本当に奥が深いですね。
大切な小指(子供)はコアラのキメラアント(正体は冨樫義博先生)が懺悔した赤毛の女のコ(転生したカイト)や奪われた同胞の緋の眼(奪われた同胞の日本のめぐみさん)とも関係してくると考察しています。