ジンの念は運を超えた能力と考察

ハンターハンターで謎に包まれたままで気になる隠された伏線の1つが主人公のゴンの父親であるジン=フリークスの念能力についてです。

暗黒大陸編では重要キャラの1人になりつつあるジンは登場する機会も増えていろいろな予想があります。

そんな中でジンの念能力はおそらく運を操作するという考察が有力説です。

これは実際にハンターハンターのストーリー内でのジンが関わった念に関する設定や描写、セリフなどから導き出された1つの予想です。

この覚醒考察ブログでもジンの念能力はギャンブル要素がある運を操作する能力だという考察しています。

⇒ ジンの念能力を考察して予想

ただ覚醒考察ブログでは運だけでなく、ジンはその先にある能力を使うのではないのかと考察しています。

ジンが関わった念に関する設定だけでなく、育った状況やハンターとしての功績、いろいろな会話でのセリフを全て含めて考察すると運以上の何かがあるように思えます。

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ジンの設定

それではジンが運以上の力を持っているという考察をするためにジンの生い立ちやハンターとしての功績、いろいろなセリフなどの設定をチェックしていきたいと思います。

覚醒した思考は次元跳躍し普遍的無意識と呼ばれる潜在意識の海へダイブした。

ハンターハンターという作品の中でジンについて時系列に追っていきたいと思います。

ハンターになった理由

時系列に追うとコミック的にはジンの生い立ちは8巻でのゴンがハンター試験に合格してミトさんに会うために、くじら島に帰郷した時のミトさんの回想でジンの幼少期が語られています。

HUNTER×HUNTERのコミック8巻「No.065 ジンについて」で、くじら島を出てハンターになる理由をミトさんに語っています。

ジン「欲しいモノがあるんだ」

この理由はHUNTER×HUNTERのコミック32巻「No.338 樹上」において、ゴンとジンの世界樹での再会で伏線が回収されていて、王族の埋葬施設だったという事になっています。

王族の埋葬施設?

この部分に関して少し違和感があるのですが、まず「欲しいモノ」とは「物」ではなくて「者」だったのだと思えるわけです。

そしてジンが本当に探していたのは人だったんじゃないのかなと。

お墓ではなく・・・。

もちろん伏線回収時には「欲しい物」より先に「大切な者」が来たという答えは出ています。

ジンがハンターになる前に得意だったのは人を探す事でした。

迷子になったミトさんを見つけることだったわけです。

「さ、帰るぞ」

いなくなった小さな女のコを家に帰してあげる事が伏線として張られていて、ジンがハンターになるための目的だったんじゃないのかなと思えるわけです。

これはクラピカの「奪われた同胞の緋の眼」とも繋がっていると思います。

そしてキメラアント編でのレイナが蟻の姿になって母親の元へ帰れた事とも関係していると考えられます。

一方でコムギはメルエムと一緒に過ごせたとはいえ二人で死んでしまったので、「欲しいモノ」は王墓の埋葬施設という伏線の回収の仕方がされたかもしれません。

家族に幽閉されていた女のコのナニカ(アイ)はキルアによって助け出されました。

レイザーとの関係

ジンはグリードアイランドのゲームを作る際に死刑囚だったレイザーを雇ってゴンを託しています。

ジンはレイザーを信じてゴンを託しました。

レイザーはゴンを信じて全力でスパイクを打ちました。

ここでは信じる力すなわち「信念の力」が語られています。

そしてジンがレイザーを信じたときに言った言葉が名言となっています。

「世界中にたった1人、1人だけでも信じてくれる人間がいれば救われる。」

この言葉は似たような意味でビジネスの世界でも語られていますし、不良のグレた子供の更生に関わってきた人や更生できた人の声にも聞かれる言葉です。

そして重要なのが「オレの息子がいつかG・Iへ来る」と明確にレイザーに話しているという事です。

ドゥーンとの関係

ジンの仲間であるドゥーンはグリードアイランドのゲームマスターの1人です。

GREED ISLANDのゲームにイニシャルを合わせるためにジンに改名させられてます。

ドゥーンのスペルはWDWUDNEがDWUNになりました。

これによって運気が上がって、体調がよくなり、宝くじが当たり、彼女が出来ています。

これはやっぱり伏線ですよね。

ハンターとしての功績

ジンがハンターとして成し遂げた功績は弟子のカイトと遺跡ハンターのサトツによって語られています。

  • ルルカ文明遺跡の発見
  • 二首オオカミの繁殖法の確立
  • コンゴ金脈の発掘
  • クート盗賊団の壊滅

この中で遺跡に関する功績は実はジンがゴンと再開した世界樹で語られた王族の埋葬施設と関係していると思えるのです。

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運を超えた力とは

ではいよいよジンの念能力が運を越えた力であるという核心にせまっていきたいと思います。

考察の結論を先に言うとそれは「命」です。

ジンの能力は命に関わるという事です。

ミトさんのセリフ

HUNTER×HUNTERのコミック8巻「No.065 ジンについて」においてミトさんの両親がくじら島を出た旅先で死んだのとジンの父親が漁から帰らず死んだ時の事がミトさんとおばあさんの口から語られました。

そしてあまりにも意味深なミトさんの心の声がありました。

ミトさん「全てはあいつが出ていってから・・・」

ジンがくじら島を出て行った後にミトさんの両親とジンの父親の命が失われたという事です。

少しひらめいたのですが、ジンとくじら島には関係があってフリークス家には何かの因縁の呪いみたいなのがあってジンによって守られていて、なおかつジンがくじら島に念を込めてジンが島を離れてもくじら島にいれば安全とかいう設定があるかもと思ったりもしました。

ジン自身が命と関わっている考察をしているわけですが、くじら島も何か念能力と関係しているんじゃないのかなという事です。

ジンのセリフ

ジンとパリストンには明らかになっていない確執があるわけですが、HUNTER×HUNTERのコミック30巻「No.319 抽選」でパリストンがジンを挑発しています。

息子のゴンはピトーを倒すために制約と誓約を使ってゴンさんとなって瀕死の重傷を負いました。

パリストン「ボクお見舞いに行こうかなぁ?」

ジン「おぅ。喜ぶんじゃねーか?」

~中略~

パリストン「行って死んだら無駄骨ですもんね」

ジン「行けよ。ゴン(あいつ)は死なねぇ」

この会話はパリストンがゴンの母親の兄妹という考察もあったりします。

ちなみにこの覚醒考察ブログでも記事にしています。

⇒ ゴンの母親が誰かを超真剣に考察

ここでジンは明確にゴンは死なないという「命」に関わる何か情報を持っているわけです。

この時点で暗黒大陸のアイの存在は知っていたとは思いますが、ゴンの親友のキルアの妹がアイ(ナニカ)である事は知らないにも関わらず、ゴンが死なない事を明言しているわけです。

カイトの念能力

ここだけ少し念能力に関係する設定の話になってしまいますが、カイトの念能力「気狂いピエロ(クレイジースロット)」はスロットという事でギャンブルや運要素が強いものでした。

ただこの能力に関してはギャンブルと運とは別物の転生という能力が存在していました。

カイトはメルエムの双子の妹として赤い髪の少女に転生しました。

「ゼッテー死んでたまるか」と本気で思った時に発動する生まれ変わりの能力はまさに「命」に関わっています。

それとカイトはジンに会わなければスラム街の路地裏で野たれ死んでいたと言っているのでジンは「命の恩人」でもあります。

パワーストーンのジンカイトの石言葉とも一致します。

「復活」「情熱」「想い」「活力」「創造性」

このあたりもあってジンがドンフリークスの正体じゃないのかなという考察もしているわけです。

⇒ ドンフリークスの正体を考察

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念能力の考察

では実際にジンの念能力について運を超えた力というものを考察していきたいと思います。

明らかに運やギャンブルは関わってくると予想できるわけですが、そこに命という設定が深く関わってきます。

それすなわち運命です。

ジンの念能力は運命を操作し変える力だという考察が出来るという事です。

運命を変えて何をするのかという事ですが、それは奇跡を起こすという事です。

ジンという遺跡ハンターが世界樹という樹に登った・・・。

すなわち樹+遺跡は奇跡という事です。

これはコムギの鼻水がキルアにくっついて「ハナミズキ」という花言葉になったのと同じ掛け言葉かなと思えるわけです。

会長選挙編にて選挙対策委員会最高責任者を選び方をビーンズに相談する際に運に関するジンのセリフがあります。

  • 本命チードル
  • 対抗でサッチョウ
  • 穴がピヨン
  • 大穴でカンザイか

まさに競馬の運やギャンブルと関係してくるわけです。そして命を懸けて運命を変え奇跡を起こそうとしている・・・。

「狙った通りに獲物が動けばハンター冥利だろ?」

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まとめ

ジンが運命を操作する念能力を持っていたと仮定すると、その念能力を使って起こそうとしている奇跡とは一体何なのかというのが気になります。

これはやはりミトさんを見つけた伏線が当てはまるのかなと思えるわけです。

連れ去られた同胞の女の子をご両親の元へ帰してあげたいんじゃないのかなと。

遺跡ハンターのサトツは自分の名誉のためにしていた発掘の仕事をジンのルルカ遺跡の修繕や保護の見た後に心を入れ替えています。

奇しくもこの記事を書く前にスタジオジブリに関係する記事を見たのです。

そしてサトツのセリフが冨樫義博先生の想いのようにも見えたのです。

ジブリといえば冨樫義博先生がリスペクトしているためにハンターハンターの作品のあちこちにジブリ映画をモデルにした設定が入っています。

クラピカは風の谷のナウシカの王蟲(オーム)がモデルです。

オームは群れ(同胞)の大切な子供を人間が傷つけて悪意をもって利用しようとして連れ去さられて(拉致されて)、怒りで眼が赤くなっていました。

同胞の奪われた緋の眼(メ)・・・。

ジブリで働いていた西村義明さんという方のインタビューを抜き出して抜粋しますが、前後の文意は関係なくスタジオジブリの想いが汲み取れる文章がありました。

「・・・一本の映画で世界を変えうると信じる作り手たちの映画・・・」

この作り手とは宮崎駿監督達との事です。

冨樫義博先生もハンターハンターという作品で運命を変えて奇跡を起こそうとしたのじゃないのかなと・・・。

ワンピースの尾田栄一郎さんも世界を1つにという思想を持って作品を描かれていますよね。

私も先輩のコンテンツクリエイターのように想いと信念をもってこの覚醒考察ブログを作っています。

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