ハンターハンターのキメラアント編(通称:蟻編)ではそこそこ重要な役割や立ち居地にて登場するのがイカルゴです。この覚醒考察ブログを立ち上げた理由の想いとも繋がっているキャラでもあります。
姿がタコなんですが、名前はイカルゴなので「タコって言うな!」というのが口癖であったりもします。
実はイカルゴも覚醒しています。
ハンターハンターの世界観的な例えでいくと、私は念能力に目覚める事が覚醒の全てとは思ってない考え方を持っています。
現実社会での覚醒も種類や段階的なものがあるんじゃないのかなと思っています。
プロフィール
イカルゴはHUNTER×HUNTERのコミック23巻「No.236 8-②」にてハギャ(レオル)師団長の配下としてキルアをの能力を探るために登場しています。
- 職業:兵隊長
- 年齢:1歳未満
- 前世の年齢:不明
キルアの能力を探るためにフラッタの指示でキルアを攻撃するタコ型のキメラアントでレオル師団の兵隊長です。
蟻側でありながら人間側に付くことを選んだナイスガイです。
前世の記憶も少し残っていて、キルアやパーム、ウェルフィンとの絡みも深いです。
イカに憧れているタコなんですが、念能力などを含めて考えると実は何重にも深い意味があると思いますので、かなり考察する事が多いキャラだと思います。
念能力
イカルゴは名称をもった念能力を複数持っています。系統に関しては操作系の能力者です。
蚤弾(フリーダム)
宿主となる死体に蚤蓑(ノミミノ)を着せて蚤(ノミ)を育成させ、その蚤(ノミ)を自分の腕(タコの足)を変化させた空気銃(エアガン)にて弾として飛ばす能力。
垂直飛びで200メートルのジャンプ力があるという蚤(ノミ)は血の凝固を妨げる分泌液を出している。
ノミの弾をフリーダムすなわち「freedom」という自由の意味と掛け、さらに銃(じゅう)とも掛けている。
おそらくとしかいいようがないですが、あまりにも深い意味が存在していると考察できる。
死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ)
遺体を我が身のように操作できる能力。
HUNTER×HUNTERのコミック23巻「No.236 8-②」にて人間の死体に寄生してキルアを攻撃している。
HUNTER×HUNTERのコミック25巻「No.269 逆境」にてフラッタの死体に寄生して宮殿に突入している。
「達」と「たち」違いなのですが、「死体と遊ぶな子供たち」という洋画の映画が存在します。
どうやら映画の冒頭で死体蘇生を試みているようなのですが、これはもしかするとキメラアント編(通称:蟻編)の想いと繋がっているかもしれません。
名前の由来やアナグラム
イカをリスペクト(憧れ尊敬)しているタコという事でイカルゴが何のアナグラムかと、どういった意味をもっているのかを考えてみます。
アナグラムの方は簡単で、イカに憧れるゴルゴ13から「イカルゴ」と命名されています。
ゴルゴ13は有名な漫画なのでご存知の方も多いはず。
さいとう・たかさんによる漫画の作品で超一流のスナイパー(狙撃手)「ゴルゴ13」ことデューク東郷が主人公です。
太い眉毛の特徴とかを見ると一目瞭然なんですよね。銃を使っている事からもアナグラムに関しては間違いなくゴルゴ13から命名されているはずです。
では名前の意味について考えてみます。
イカに憧れているというキャラ設定でイカの形状をイカしていると発言しています。
イカす。すなわち「生かす。」
おそらく人を「生かす。」そして「活かす」ために存在するキャラとして命名されたんじゃないのかなと思います。
そして自由という意味が深く込められていると思います。
ストーリーのネタバレ
イカルゴはハギャ隊の兵隊長としてキルアの能力を探るために人間の死体に寄生した姿にて登場します。
キルアとの戦いの中で「かっこいいから。違うカタチで会えてたら友達(ツレ)になれたなって思うくらいない。」というセリフと共に命を助けられます。
キルアがオソロ兄弟との戦いの末に命を失いそう担った時に蟻側を裏切ってキルアの命を助けます。
その後はキルアと共にハンター側の陣営に加わって王を倒すメンバーに加わります。
イカルゴの使命はパーム救出が最優先で、それが叶わなかった時は衛星蜻蛉(サテライトンボ)と電波通信で仲間をサポートする事でした。
プロヴーダとの攻防
後に追記予定。
ウェルフィンとの攻防
後に追記予定。
イカルゴは最後にどうなったか
イカルゴは死んではいないので、生死の最後というのがあるわけではありませんが、キメラアント編における最後の出番や登場について少しだけ整理したいと思います。
イカルゴはパームと共にコムギを隠します。
でも王(メルエム)にコムギの場所を教えて最後を見届けたのはパームのみです。
この間に宮殿の地下もしくは近辺にてイカルゴには空白の時間が発生しています。この時どこで何をしていたのかはわかりません。
もしかすると何か・・・。
その後はパームが王を見届けるための確認作業のそばで見守っていてあげたり、ゴンの病室やシュートの病室に登場しているのが確認できます。
イカルゴの感想
人を生かし(そして活かし)、救出する使命を持っていたキメラアントのイカルゴですが、実は覚醒しています。
キルアの命を助けるために連れて行った闇病院での出来事・・・。
HUNTER×HUNTERのコミック23巻「No.255 5-①~2-①」にてイカルゴが覚醒したととれる印象的なセリフがあります。
「もう見ちまった。つながっちまって知っちまった。本当にある。俺でもそこへ行けると。」
冨樫義博先生がリスペクトしていると思われるスタジオジブリの宮崎駿監督の作品風にいうとこうなります。
「ラピュタは本当にあったんだ!」
実際ハンターハンターはかなりジブリ作品を意識した設定やストーリーやキャラが登場してますからね。
イカルゴのセリフはまさに覚醒者が自分の信念を見つけたときのような感覚をまさに言葉にしたかのようなセリフなんですよね。
この感覚はわかる人にしかわからないのかもしれません。かなりジーンと頭に響き渡るようなセリフなわけです。
キルアがイカルゴに言ったように本当に「かっこいい」ですよね。
まとめ
ハンターハンターの蟻編における主役級キャラでないにも関わらず、キーマンとして登場するイカルゴについての情報をまとめてみました。
他にもいろいろと考察したり、自分の感想を書いてみたいシーンなどがたくさんあります。
宮殿突入時の左翼でのキルアとのやりとりや、NGL時代のウェルフィンの記憶が残っている部分などかなり奥が深そうなんですよね。
これは機会があれば追記したり別途記事にしたりして考察していきます。