ハンターハンターでコミック1巻から登場しているクラピカは主役級キャラの1人で、表面上は冷静沈着なクールな性格の中に荒ぶる激情を抱えています。
クラピカは奪われた同胞の緋の眼を探すためにプロハンターになったクルタ族の生き残りです。
クルタ族は想像を絶するような悲惨な目にあっています。
クルタ族を虐殺したのは蜘蛛(クモ)と呼ばれる幻影旅団です。
幻影旅団のメンバーは異質都市「流星街」の出身者が多く、たくさんの謎と伏線が張られています。
クルタ族と緋の目を題材にした映画である劇場版の映画「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」に特典として配布されたHUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」にてクラピカの過去が明らかにされはじめました。
プロフィール
HUNTER×HUNTERのコミック1巻「No.002 嵐の出会い」にてハンター試験を受けるために乗り合わせた船にてレオリオと共に初登場しています。
- 職業:プロハンター
- 仕事:マフィアの護衛
- 役職:十二支ん(ねずみ)
- 年齢:17歳
- 誕生日:4月4日
- 血液型:AB型
- 身長:171cm
- 体重:59kg
- 師匠:イズナビ
ルクソ地方に住んでいたクルタ族でしたが、クラピカは外の世界にあこがれていました。
族長の反対を押し切って外の世界を見に行くための試験を子供の時に受けて合格し、親友のパイロの目を治すための旅に出ました。
この6週間後にクルタ族は幻影旅団に襲われて皆殺しにされました。
クラピカがハンター試験を受けたのこの虐殺の約5年後です。
ゴンと同じ年に同胞が殺されています。ゴンがハンターとなり父親を探すという目的とも見えない部分で関連性があります。
クラピカがハンター試験に合格した後は幻影旅団を捕らえて復讐するために念能力の師匠となったのはイズナビでした。
クルタ族と緋の眼には隠された深い設定があると考察しています。
念能力
クラピカの念能力は幻影旅団を捕らえて復讐するために作った能力です。
系統は具現化系ですが、緋の眼になった時には特質系の能力者に変わります。
制約と誓約によって短期間で強力な念能力を習得しています。
制約に関しては蜘蛛(幻影旅団)以外には使わないという制限を設け、誓約に関しては蜘蛛以外に使うと自分が死ぬという条件を設けています。
鎖を具現化してその鎖に能力を付加しています。右手のそれぞれの指に対応した違った能力の鎖を具現化します。
癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)
親指に付けた鎖の先には十字架のオブジェクトが付いています。
能力としては十字架をあてた体の部分の自然治癒力の強化をするというものです。
ウボーギンにバキバキに折られた左腕も一瞬にして治療しています。
奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)
最後に明かされた人差し指の鎖の先にはイルカの形をした注射器のオブジェクトが付いています。
他者の念能力を一時的に奪う能力をもっています。
束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)
中指に付けた鎖の先には鉤爪のオブジェクトが付いています。
幻影旅団に対してだけ使える制約と誓約がかけられています。
鎖だけの威力も強くて地面を砕くパワーがあります。
この鎖で幻影旅団を捕らえると強制的に絶状態にする事ができます。
導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)
薬指に付けた鎖の先には球のオブジェクトが付いています。
鎖にダウジングの能力を持たせて人や物を探したり、嘘を見破ったりすることができます。
ダウジングの効果の他に防御でも使えて銃の玉を防いだりもできます。
律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)
小指に付けた鎖の先には短剣のようなオブジェクトが付いています。
対象となる相手(自分を含む)の心臓に戒めの楔(くさび)を差し込み、クラピカが定めた法を破れば即座に鎖が発動して対象の心臓を握り潰します。
絶対時間(エンペラータイム)
クラピカが緋の眼になっている時にだけ発動できる能力で全ての系統の能力を100%の精度で使用する事が可能になる。
どんな系統の能力でも極める事ができます。
肉体も強化して攻撃力と防御力を上げれます。
導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)は通常時では対象者と直接対峙してないとダウジングで嘘は見破れませんが、緋の眼の状態で使うと画像や映像を通してでも嘘を見破れるようになるので能力の精度が向上します。
この絶対時間(エンペラータイム)に関する制約は「発動時一秒につき一時間寿命が縮む」という命を削る能力になっています。
使うだけで命を削る能力という危険な能力です。
名前の由来やアナグラム
クラピカは公式でモデルが存在していて、冨樫義博先生がリスペクトしているジブリ映画の「風の谷のナウシカ」に出てくる王蟲(おーむ)がモデルです。
名前の由来に関してはいくつかの説がありますが、暗闇と光明の2つの意味を持つような形で名付けられています。
「クラ」と「ピカ」のそれぞれに込められた意味や名前の由来について考察してみました。
かなり深い意味が込められているようです。
ストーリーのネタバレ
クラピカは幻影旅団によって虐殺されたクルタ族の同胞の眼を取り戻すためにハンターになっています。
ハンター試験編ではレオリオに緋の眼の事をかたったり、試練官として登場した服役囚のマジタニと戦う事で徐々にですがクルタ族についての事がわかっていきます。
ヨークシン編では緋の眼を取り戻すために人体収集家でマフィアの娘であるネオン=ノストラードの護衛任務に応募して護衛についています。
センリツやバショウとはここで出会いました。
幻影旅団との戦いはまずウヴォーギンと1対1で戦う事になり、圧倒的に強い旅団メンバーを倒します。
その後は宿敵ともいえるクロロの心臓に律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)を刺す事に成功します。
そしてその後は仲間の緋の眼を取り戻す事に専念します。
キメラアント編ではレオリオと共に全く出番がなかったわけですが、暗黒大陸編では十二支んのメンバー入りをしてカキン帝国の第8王妃のオイトの娘であるワブル王子の護衛につきます。
パイロの緋の眼を含んだ最後の緋の目をもっているのはカキン帝国の第4王子ツェリードニヒでした。
クラピカの感想
多少なりとも私が若かりし頃にHUNTER×HUNTERのコミック1巻「No.002 嵐の出会い」で言っていたクラピカのセリフの意味は全く理解できていませんでした。
このキャラは何を言っているんだろうなと思っていたわけです。
クラピカ「もっともらしいウソをついて、いやな質問を回避するのはたやすい。」
クラピカ「しかし偽証は強欲と等しく最も恥ずべき行為だと私は考える。」
確かに悪人がする偽証や嘘は当然といえば当然な気がするわけです。
でも実際の世の中は欺まんに満ちていてもっとひどいという事です。
国を売り渡した売国捏造新聞社の事など全く知りませんでした。
テレビが真実を伝えない汚染メディアの代表格である事も知らなかったわけです。
日本が汚染官僚と無能政治家によって腐敗を招いている病んだ国というのも知らなかったわけです。
恫喝訴訟をやっている有名ブラック企業なんてのも終わってますよね。
まさに盗人猛々しいというか・・・。
悪人のくせに悪事を働いて、それでも人からはよく見られたいって犯罪者以下ですよね。
今でも既得権益が行ってきた組織犯罪や脱法犯罪に関する真実の隠蔽は続いているでしょうが、もしインターネットが普及していなければ今以上に真実は闇に葬られていただろうなと感じます。
汚染官僚や売国捏造新聞社やテレビによって・・・。
インターネットは故意の捏造情報や嘘情報もあり、逆にそれを利用しようとする悪人もいるので注意が必要ですけどね。
まとめ
クラピカはジブリの映画「風の谷のナウシカ」に出てくる王蟲(おーむ)がモデルとなっています。
1本の映画で世界を変えようとしていたという作り手達がジブリスタジオにはいました。
クラピカは1人で同胞の緋の眼を取り戻そうと決意しています。
これは全ての同胞が皆殺しにされたから仕方のないことかもしれませんが、クラピカは「1人で戦い抜ける力がいる」と言っています。
風の谷のナウシカでは王蟲(おーむ)は群れの子供をペジテに拉致されて利用されようとしていたのをナウシカが命を掛けて止めました。
奪われた同胞の緋の目とは・・・。
「奪われた同胞の日本のメ」
ハンターハンターの世界の中では人体収集家として表現されているように思える非人道的な卑劣な拉致行為・・・
そして恐ろしいことに、いろいろな意味で日本国内にはそれを幇助している人間がたくさんいるのです。
ちなみに日本人もろくでもないことはしてきた過去はあるかと思います。
2017年8月に偶然にも日航機墜落事故の真相を調べる機会があったのですが、日本も他の国と変わらない恐ろしい国だなと感じます。
冨樫義博先生はハンターハンターという作品を通してスピリチュアルな力を使いたった1人で自分の願いを叶えようとしたのかもしれません。
ジブリ映画の作り手達と同様にHUNTER×HUNTERという作品には冨樫義博先生の念が込められたのではないだろうか?
そしてそれは隠によって隠された信念だった。