ハンターハンターのキメラアント編で大きな謎となっているのがピトーとの戦いに負けて一度は死んでしまったカイトがなぜか女の子に生まれ変わりした理由を覚醒考察し、全てを解明していきたいと思います。
赤毛の子供の少女に転生したというのも意味があると思います。
コアラの懺悔の相手がカイトだったわけですが、同時にメルエムの双子の妹であり、そして姿は赤い髪の女の子でした。
死んだはずのカイトが一体どうなったのか、わからない人も多いかと思います。
この女の子に魂が転生する理由と伏線の回収はコミックを何度読んでいても難しい話です。
キメラアント編の東ゴルトー共和国は明確に北朝鮮がモデルとなった国でした。
きっと深い意味が込められていてカイトの生まれ変わりとも関係していたと思いますので考察していきたいと思います。
カイトに関わる伏線や裏設定
ハンターハンターの作品の中でカイトは1巻で少しだけ登場しています。師匠のジンを探し当てる最終試験で手がかりを探しにくじら島に立ち寄った時にキツネグマに襲われていたゴンを助けて命の恩人になったプロハンターでした。
連載が長い間続いている作品なのでカイトって誰って思う人もいるくらい登場シーンは少なかったキャラです。
短い出会いだったのですがゴンがプロハンターになるきっかけを作ったのはカイトでした。
カイトがゴンの人生を変えたというか運命を変えました。
そのカイトもゴンの父親であるジンに出会ってスラム街で野垂れ死にしたであろう人生を変えもらう事ができました。
そんなカイトに関する伏線や謎となっている裏設定などを考察していきたいと思います。
カイトの名前の由来
カイトの名前の由来というか意味はパワーストーンのジンカイトから命名されていると考察できます。
師匠と弟子で1つの鉱石の名前を分けたという事です。
これは冨樫義博先生の嫁の武内直子さんの実家が宝石店で、直子姫の作品「美少女戦士セーラームーン」の敵キャラ名は鉱石関係が多かった事からも繋がりの根拠があります。
という事で冨樫義博先生も嫁との繋がりで石言葉に詳しいようです。
ジンカイトの石言葉は「復活」「情熱」「想い」「活力」「創造性」などがあります。
ハンターハンターのストーリーの最初から何かを描く予定だった可能性があり、伏線として名前が付けられたカイトは一度死亡した後に転生によって復活したという事です。
それはメルエムの双子の妹であり、ネズミのような尻尾の生えた幼女カイトちゃんであり、成長して赤毛の女の子となりました。
師匠のジンについて
カイトに念能力と技を教えたのが師匠であるジンです。
ジンの名前もジンカイトの名前から命名されていると考察できます。
ではジンも死んでしまってその後に念能力で生き返ったりするのかという事ですが、もちろんこれはハンターハンターの作品が完結しないとわからないわけです。
ただジンは既に一度死んでいるんじゃないのかなという考察をしてみました。
師匠のジンはプロハンターになる前に迷子になったミトさんを見つけるのが得意でした。
小さな女の子を家に帰してあげるのが得意だったわけです。
カイトはジンに一人前に認めてもらう最終試験の事をゴンに話す時にジンに追跡(ハント)のイロハを教わったと言っていました。
この追跡(ハント)のイロハとは小さな女の子を見つけて助け出してあげるという意味もあるのじゃないのかなと思えるわけです。
カイトは食べられたのか
キメラアントの女王はNGLの住民を大量にエサにして食べました。
食べる前には保存するために人をさらって(拉致して)いました。
キメラアントの師団長、兵隊長、レイナなどは人間としての前世の記憶が残っていました。
これは脳を食べられた事によってDNA的に記憶を受け継いだと考えられます。
カイトは蟻に女王に食われたのか、食われてないのかはファンの間でも議論になっていました。
ただこれは食べられていないのが正解かなと思います。
理由はキメラアント編では摂食交配でのDNAでの記憶の受け継ぎと、念能力による魂の転生による記憶の引継ぎとを明確に分けたストーリーになっているのかなと思えるからです。
ジンがゴンに言ったセリフも根拠の1つです。
「あいつの気狂いピエロ(クレイジースロット)にはな『ゼッテー死んでたまるか』って本気で思わねーと出ねー番号がある!!」
これはHUNTER×HUNTERのコミック32巻「No.335 決定」でのジンのセリフです。
生まれ変わりの考察
では実際にピトーとの勝負に負けて死んだカイトが念能力にて魂の転生をし、なぜ赤い髪の女の子に生まれ変わりしたのかという理由を考察していきたいと思います。
カイトはピトーとの戦いに敗れて生首をピトーに抱えられていました。
コミック19巻ではゴンがキルアに「カイトは生きている!」と希望あふれる言葉をかけた次のページで首を切られたカイトが生首をピトーに抱えられていた衝撃シーンでした。
その後に蟻の王メルエムが生まれ、キメラアントの女王は死ぬ事になるのですが、メルエムの双子の妹がお腹にいたので死ぬ間際にコルトによって取り上げられます。
最初はコルトの妹のレイナと思われた赤子でした。
実はその赤子はカイトの生まれ変わりだったのです。
そして赤ちゃんから成長した後にねずみのしっぽみたいなのが生えた幼女のカイトちゃんとなりました。
この時は髪の毛が元のカイトと同じ色の描写でした。刀のおもちゃを振り回しているので、間違いなくカイトの転生であるといえます。
ネズミというとパリストンやシーラと関係しそうなんですが、どうなんでしょうね。
さすがにそこまで設定は複雑に絡み合っていないですかね。でもジンとパリストンは確執があるようなので、その弟子との関係性があると面白いですね。
クレイジースロットの謎
カイトが幼女のカイトちゃんに生まれ変わったのが気狂いピエロ(クレイジースロット)の念能力であるというのはジンのセリフによって明かされました。
あのセリフがないとカイトが転生能力を使えたとはさすがにわかりませんでしたけど、しっかりと答えはハンターハンターの作品中で出してくれたわけです。
カイトが気狂いピエロ(クレイジースロット)の何番の武器によって転生したのかは考察した記事があるのでチェックしてみてください。
コアラとの関係
女の子に転生して生まれ変わったカイトはゴンと再会しますが、その前にコアラの懺悔を聞いています。
全く今まで接点がなかったはずのキメラアントです。
この覚醒考察ブログではコアラの正体は冨樫義博先生だと考察での答えを出しました。
「あたち」と「オレ」でしっかりと人格が2人に別れている内容だと思います。
この意味を理解した時にコアラがカイトともう1人の人格を持つ赤い髪の少女にした懺悔の意味も全容解明されていくと思います。
するとコアラとコムギとメルエムとカイトの全てが繋がっていくわけです。
キメラアント編は母子愛が描かれているという考察が多いですが、私は父子愛寄りの家族愛だと考察しています。
コムギとメルエムに込めらられた名前の由来を考察してみました。
メルエムの双子の妹への転生
カイトはメルエムの双子の妹へ転生しました。
転生した身体は赤い髪の少女でした。
赤い髪の少女はNGLという国でコアラに撃たれましたが、キメラアント編で東ゴルトーという北朝鮮がモデルとなっている国に移動する前にメルエムが生まれた国の赤い髪の少女。
まるで緋の眼と同様に赤い髪というのは日本の少女を表している可能性はないでしょうか?
目の見えないコムギを照らす全ての光であるメルエム・・・。
日本には新潟から13歳で北朝鮮という非人道的な国に連れ去られた我が国の同胞の少女(女の子「コ」)がいます。
まとめ
カイトのその後の結末はゴンと再会し、仲間のスピン(スピーナ=クロウ)達やゴンとコアラと一緒にコクチハクチョウの生息する鉱山周辺に行っています。
任務が無事に終わったらコクチハクチョウを見せるとスピンがゴンとした約束を果たすためです。
この鉱山はコクチハクチョウの保護のためにスピン(スピーナ=クロウ)とスティン(スティック=ディナー)にカイトに融資してもらって(莫大な借金をして)買い取った故郷の鉱山です。
2人がプロハンターを目指すのは莫大な借金を返すためです。
世界でジンカイトの鉱石の取れた唯一の鉱山も閉山しているんですよね。もしかすると何か関係するかもしれませんね。
死んだと思っていたカイトが生きてる事がわかった後に、実はそれはピトーの念能力で操られている死体だったわけです。
銀髪の幼女カイトちゃんは赤毛の女の子に成長していきました。
赤毛のそばかすは日本の少女という事と、赤毛のアンという小説の主人公を掛けた感じかなと思います。
当時の日本の状況をしっかりと確認する必要がありますが、作品中では本物のマサドルディーゴ(金正日)が生きているのがわかったり、現実世界の金正日が実際に寿命で死んだのも作品とはある程度リンクしていたようです。
このあたりは一度時間があるときに調べてみたいと思います。
もしかするとですが、新潟から連れ去られた13歳の女の子がご両親の元へ帰ることが出来ていればコアラの懺悔はなく、カイトの髪の毛は赤くはならなかったのかもしれません。