幻影旅団はハンターハンターという作品のなかでは主役級キャラと戦う敵役のキャラが所属する組織ですが、カリスマ的な人気キャラもいて独特の雰囲気をもっています。
幻影旅団は主役級キャラのクラピカの宿敵として存在しています。通称で蜘蛛(クモ)とも呼ばれている盗賊集団です。
ハンターハンターの作品の中では少しずつ謎が解き明かされていっています。
幻影旅団の成り立ち
幻影旅団がいつ結成されたかは明らかになっていませんが、クロロ、マチ、パクノダ、ノブナガ、ウボォーギン、フェイタン、フィンクス、シャルナーク、フランクリンの9人です。
これはパクノダが命を懸けてクラピカの情報や団長の状況を「記憶弾(メモリーボム)」で旅団メンバーに伝えた時のセリフから推測できます。
HUNTER×HUNTERのコミック13巻「No.114 9月4日⑱」でのパクノダのセリフです。
パクノダ「一度に撃てる弾は6発。ちょうど結成時のメンバー分。」
回想シーンでもクロロとウボォーギンとパクノダを除いた6人は何度か登場していました。
結成に関する伏線
幻影旅団が結成された伏線はHUNTER×HUNTERのコミック11巻「No.102 9月4日①」での描写が深い意味をもっていそうです。
「始めはただ欲しかった。」
流星街に捨てられたと思われるビデオテープを少年時代の旅団メンバーがパス回しをしています。
冨樫義博先生の作品である「幽遊白書」の黒の章というビデオテープが連想されます。
ビデオテープには何が映っていたのか、そして何が欲しかったのかというのがとても気になりますよね。
そしてクロロは望んで団長になったわけではないという事です。
決まったからがんばっているという立場という設定が存在します。
これはHUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」での冨樫義博先生のコメントがソースです。
クルタ族の襲撃の際にクロロが既に団長だったのかって少し気になるんですよね。
クラピカがクロロに直接聞いたわけですが、その時のクロロは無言でした。
暗黒大陸編では流星街とクルタ族の因縁も解き明かされるとは思いますが無茶苦茶、気になる内容ですよね。
構成メンバー
幻影旅団の構成メンバーは団長のクロロと12人の団員によって構成されています。
その証はナンバー入りのクモの刺青です。
構成メンバーの入れ替えは、入団希望者が在団員を倒せば交代、それ以外で欠員が出ると団長がメンバーを補充します。
蜘蛛の活動
幻影旅団が蜘蛛(クモ)として活動している内容は盗みと殺し、そしてたまに慈善活動もしています。
ハンターハンターの作中で事実として残っている最も過去の活動がクルタ族の襲撃です。
クルタ族の襲撃
幻影旅団がクルタ族を襲撃したのはウボォーギンとクラピカの会話からも明白ですが、なぜ蜘蛛(クモ)が犯人だとクラピカがわかったかは明かされていません。
「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな。」
と残されたメッセージをクラピカは見たのかもしれませんが、このメッセージだけでは流星街と繋がるだけで、蜘蛛(クモ)が犯人とまでは断定できないわけです。
ヨークシンのお宝収集
ゴンがジンを探すための手がかりとして残されていたのはグリードアイランドのメモリーカードでした。グリードアイランドはゴンを強く育てるために作られた念能力者のゲームでした。
このG・Iがヨークシンのサザンピースのオークションで競売に掛けられていました。
幻影旅団は同時期に行われている地下競売(アンダーグラウンドオークション)のお宝を全て盗むためにヨークシンに全員集合していました。
結果としてウボォーギンがクラピカに倒されて、パクノダも死ぬ事になりましたがお宝の収集は成功しています。
除念師探し
クロロはクラピカに「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を心臓に刺されて念能力を失ったため、ヒソカにグリードアイランド内での除念師探しを依頼します。
幻影旅団のメンバーはたまたまグリードアイランド内で暇つぶしをした事によってその事に気付きます。
結果として除念師のアベンガネをクロロの抜け番に入ったカルトが見つけ、ヒソカが交渉して契約が成立しクロロの除念は成功しています。
これによってクロロとヒソカの鬼ごっこの後に天空闘技場でのいきなりの夢の対決が実現する事になったのです。
キメラアント殲滅
キメラアントの女王が死んだ時に、各師団長の中に自分が王となる道を選ぶ者もいました。
その中の1人がザザンという女性型のキメラアントでした。
ザザンは自分が女王になる拠点に流星街を選んで根城を構築していきます。
流星街の住民にもかなりの死者や姿を変えられてキメラアント化させられた者がでていました。
その時に幻影旅団のメンバーが女王を倒しています。
ザザンを倒したのは本調子ではなかったフェイタンでした。
まとめ
流星街で結成された謎の盗賊集団、幻影旅団(通称:蜘蛛「クモ」)についてわかっている情報をまとめてみました。
暗黒大陸編ではクロロがカキン帝国の王族のお宝に目をつけたのでB・W1号(ブラックホエール1号)に乗り込む事になりました。
クルタ族の最後の緋の眼を持っているツェリードニヒも同じ船に乗り込んでいます。
いよいよクルタ族が襲撃された謎が解き明かされるはずです。
ただクラピカと幻影旅団の結末はネタバレされているんですよね。
HUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」で冨樫義博先生がクラピカと幻影旅団の今後に関してアンケートに答えた回答です。
「全員死にます。」
このあたりについてどう描かれるのかも本当に興味が尽きないですよね。ハンターハンターの暗黒大陸編が始まりヒソカの旅団狩りのストーリーがどう進むのが本当に楽しみです。