ハンターハンターでカメレオンの容姿とそれに関連する能力を持つのがキメラアント編(通称:蟻編)で最初は蟻側の師団長のジェイルとして登場した、後に人間の時の記憶を取り戻したメレオロンです。
ちょっと立ち位置的にもどういった立場なのかというのが私の中ではピンときていないです。
キメラアントの師団長としてコアラの元上官でもあったわけなので伏線はしっかりと張られていたのでしょうが、私の考察的には繋がりきっていないキャラがメレオロンです。
能力名などにはコアラの意志や想いが絡んでいるようです。
宮殿での攻防ではナックルやキルアと組んでいました。
最終的には人間のみんなと仲良くなっていましたよね。
プロフィール
HUNTER×HUNTERのコミック19巻「No.189 潜入」にてコアラが人間狩りをしているシーンにて初登場する。コアラの上官という事で人間側(ハンター側)につく事がこの時点で決まっていたのかもしれません。
- 職業:師団長
- 年齢:1歳未満
- 前世の年齢:不明
- 師団長時の名前:ジェイル
キメラアントの師団長ではあるのですが、戦闘能力は蟻(キメラ)の中じゃ下の下で雑務兵級です。諜報活動系の役割をもっていたのかもしれません。
もしかするとメレオロンの立ち居地は王討伐に加わった唯一の師団長というところですかね。
キメラアントの女王が死んだ後は自らが王となる旅に出てますが、放浪中に人間だった頃の記憶を取り戻し、同じ師団長だったにも関わらず王に殺された里親で義父のペギーの仇を討つことを心に誓ってゴンに近づきます。
師団長時の名前がジェイルで、人間の時の記憶を取り戻した後は自分の名前がメレオロンだったと思い出して名前も変えます。
念能力
メレオロンは名称をもった念能力を複数持っています。系統に関しては特質系の能力者です。
透明能力
第1の能力は視覚的に相手から見えなくなる「透明能力」を使えます。
まさにカメレオンの色が変わるいくつかの理由の1つである擬態能力的な念能力です。
見えなくなっているだけなので、透明能力発動時に砂漠などを歩くと足跡が残ります。
HUNTER×HUNTERのコミック23巻「No.241 8-⑦」にてゴンの尾行を諦めて姿を現したときに砂漠に足跡が残っているのが確認できます。
神の不在証明(パーフェクトプラン)
第2の能力の「神の不在証明(パーフェクトプラン)」は視覚的というより相手の意識から消えて見えなくなるという能力。
メレオロンは影の薄いヤツ、団体でファミレスなどに行っていつもウェイトレスに水をもらえないヤツという例えを持ち出し、相手の意識から消えると説明している。
その究極の形を極めた能力です。
大人気バスケ漫画である「黒子のバスケ」の主人公、黒子みたいな感じですね。
「神の不在証明(パーフェクトプラン)」を使うための念能力の発動条件は呼吸を止めるです。メレオロンが呼吸を止めている間は何人たりとも「オレの存在に気付けない」という風に説明しています。
ある意味では最強かつ便利すぎる能力ですが、弱点も存在します。
相手の意識から存在が消えるという事なので、物理攻撃を受ければダメージを受けます。もし能力の存在が知られて対策されればブービートラップなどを大量に仕掛けられたりする可能性があります。ですので王討伐のような潜入かく乱系のミッションでは能力が最大限活かせなくなる可能性が高いです。
神の共犯者
第3の能力の「神の共犯者」は「神の不在証明(パーフェクトプラン)」発動中にメレオロンが手を触れている者にも「神の不在証明(パーフェクトプラン)」が連動します。
完全に誰かとコンビを組むために存在するような能力です。
メレオロンは王を倒すために初めはゴンのジャジャン拳を見て相棒(パートナー)を組む事を考えます。
実際には討伐作戦の中でナックルと組んで、ユピーを倒す役割チーム参加しています。その後はキルアと組んでユピーの足止めをしたりもしました。
先に攻撃を受けて出血している状態で「神の共犯者」を発動した場合に身体から出た血は、体を離れた時点で意識化される事よって視覚にも見えるようになる事が作中で描かれています。
能力の発動が先だった場合にはゼノの龍星群(ドラゴンダイブ)でメレオロンとナックルがどうなったかという考察が作中でされていますが、起きてみないとわからないという結論になっています。
名前の由来やアナグラム
師団長時の名前がジェイルで、人間だったころの名前がメレオロンです。
実は「スラムダンク」で有名な井上雄彦さんの作品の中に「カメレオンジェイル」という作品があります。
メレオロンのアナグラムはここから作られていると思われます。
ほぼ全てのキャラがアナグラムである事を前提で考察していっているわけですけどね。笑。
粉雪を歌っていたレミオロメンさんと掛け合わせているような感じもするわけです。
では名前の意味について考えていきたいのですが、カメレオンジュエルという作品がどんなお話かがわからないのでちょっと考察が難しい状況です。。
粉雪って・・・まさか新潟が関係してくるのか・・・。
いやさすがにそれは考えすぎだろうと思いますが・・・。
「神の不在証明(パーフェクトプラン)」という能力名にはコアラとの繋がりやキメラアント編における想いが関係していると考察しているので、メレオロンというアナグラムにも意味があるように考えています。
ストーリーのネタバレ
メレオロンの最初の登場はキメラアントの師団長ジェイルとして人間狩りをしている時に謎の多いコアラと共に登場します。
キメラアントの女王が死んだ後は自らが王になるために旅に出ています。
ここで少し感想的な考察を挟みます。
記憶が戻る前のジェイルは何の王を目指したのかなという事です。部下も引き連れていたわけです。
師団長それぞれが自分が王になる道を選んで旅立ったわけです。いくつかわかっている師団長について書いてみたいと思います。
- レオル→百獣の王
- ザザン→女王
- ウェルフィン→影の王
- ヂートゥ→スピードキング
- ワニ系→大食いキング
- カマキリ系→???
その後ジェイルは自分が生前にメレオロンだったことを思い出し、王に殺された師団長のペギーが恩人で義父だった事も思い出ます。
記憶がよみがえった事で王を倒す事を決意します。
王を倒すために自分の能力を最大限に生かせる相棒を探す事をしている途中でゴンに出会って討伐隊に合流する事になります。
結局相棒はゴンでなく、意気投合してゴンより適任者のナックルと組みユピーを倒すチームに入ります。
ナックルが単独でユピーを引き付ける決意をした後はキルアとパートナーを組んで見事にナックルを助けます。
メレオロンの感想
メレオロンの感想は難しいですね。先にまとめを書いた後に感想を書いているのですが、あまり印象には残っていないキャラです。
ゴンとパートナーを組むために姿を現した時に何か性格がコロコロかわってよくわからないなと・・・。
見た目の色じゃなく性格がコロコロ変わるキャラ!?
ゴンには今まで会ったどのキメラアントよりも人間臭いと言われています。メレオロンの前世を紐解けばNGLの裏の顔を何も知らないまっとうに生きている住民なわけです。どちらかというとブロヴーダとは近い環境で育っているはずです。
NGLの裏で暗躍していたイカルゴやウェルフィンとは立場が違います。
作中では恩人の仇を取るために討伐軍に入りましたが、メレオロンが背負っていた使命については別にあるような気がします。
まとめ
ハンターハンターのキャラの中で、自分としては掴みどころのわかりにくいキャラがメレオロンだったわけです。
なのでそれほど深く考察した事もありませんでした。
この記事を書きながらいろいろとまとめてみたわけですが、見えてこない部分も多いです。
見えない・・・。透明能力か!
他にも何か隠された謎がある可能性は高いので気付いたら考察やまとめを追記していきたいと思います。