ハンターハンターのキメラアント編で王直属護衛軍の中では最強のパワーを誇っていたユピーが死んだ理由や死因、そして最後はどうなったのかについて解説していきます。
本来の名前はモントゥトゥユピーというちょっとややこしい長い名前です。
原作のコミックでもユピーが死ぬ瞬間の描写はありませんでした。
キメラアント編の終盤であるHUNTER×HUNTERのコミック29巻「No.310 始動」にてウェルフィンとユピーのやりとりがあってウェルフィンの念能力である卵男(ミサイルマン)をユピーに向けて発動させる描写がありました。
この時にユピーは鼻血と口からも少し血を流し始めています。
実はユピーの死因は毒に侵されて死んでしまったのが真相です。
ユピーの死を知ったメルエムはメッセンジャーとして近づいてきたウェルフィンを問い詰めていますが、卵男(ミサイルマン)は能力の発動だけでなく実際に撃ったわけですが、黒百足が孵る前に苦しみだして吐血して死んだと説明しています。
毒に侵された理由
ではユピーがいつ、どこで、なぜ毒に侵されたかのかがよくわからなかった人は同じ毒で死んでしまった蟻の王メルエムの死因もしっかりと理解しておくとハンターハンターという作品が何倍も深くて凄い作品である事に気付くかと思います。
まずユピーがいつ毒に感染したかというところですが、この原因はネテロ会長とメルエムの戦いにあります。
ネテロ会長は自分の身体に埋め込んでもらった「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」という悪魔のような非人道的な武器を自らの心臓を止める事によって発動させました。
これは日本に2つ落とされた核がモデルとなっています。
無差別に人を殺める悪魔のような武器です。
そしてこの武器には毒も仕掛けられていて体内に効率よく取り込まれ迅速に内部を破壊すると同時に、毒が体の中で生成されて放出されながら、大量の連鎖被毒者を生み出すものでした。
これは放射能がモデルとなっています。
実際の放射能は空気感染などはしませんが、核から命をとりとめた人をさらに苦しめる恐ろしいものです。
ユピーはメルエムが「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」の爆発に巻き込まれた時に爆心地をプフより長く探索しています。
この時に毒に感染してしまったわけです。
瀕死のメルエムを救うために自らの体を差し出したユピーは本来の姿と比べてみても相当に小さくなっていました。
ユピーの死因
王直属護衛軍の中では最強の肉体を持っていたであろうユピーを死に至らしめた死因は非人道的な薔薇(バラ)の毒でした。
ネテロがメルエムとの戦いで自爆した際にその場に駆けつけて爆心地を探索したのが原因だったわけです。
そしてユピーとプフは瀕死のメルエムを助けるために自らの身体を献上しています。
ユピーは細胞を液体に変えて王に差し出して、体が小さくなっていました。
この事で毒のまわりも早くなったはずです。
ユピーとプフでは先にユピーが死んだわけですが、単に誤差という考え方もできます。もしくは爆心地に長くいた時間によって薔薇(バラ)の毒を浴びる量が多かったのかもしれません。
毒の致死量は一般的には体の大きさによって変わってきます。体の体積に対して浴びた毒の量が一番多かった可能性のあるユピーが薔薇(バラ)の毒では一番最初に死んでしまいました。
ユピーの最後
ユピーの命が尽きる最後の時は作品では直接描かれていません。
死んだ後にプフに偶然発見されています。
ウェルフィンの発動させた卵男(ミサイルマン)の黒百足で死んだわけではなかったのです。
ユピーの最後についてはウェルフィンがメルエムに対して自分がユピーを殺してないという説明をする際に判明しています。
最後は薔薇(バラ)の毒によって突然吐血し苦しみだし果てたという事でした。
自分がなぜ急に死んでしまうのかすらわかっていなかったのです。
まとめ
魔獣の遺伝子をもったユピーも非人道的な悪魔のような武器であった薔薇(バラ)の毒には成す術がなかったわけです。
薔薇(バラ)の毒は放射能がモデルですが、実際に恐ろしいものです。
日本の現実社会では東海村JCO臨界事故というのがありました。
これはグーグルで調べるにしても画像はかなり覚悟してみないといけないです。
解説するには専門家の知識が必要になるのでここでは詳しく説明できませんが、治療過程の画像を見ればわかると思いますが放射能は皮膚が剥がれ落ち恐ろしい症状を引き起こします。
ハンターハンターの30巻で語られようとしている事は今の私にはよくわかるというか共感できます。
作品は変わりますが尾田栄一郎さんの作品であるワンピースが完結する頃には世界は一つになれるといいんですけどね。
このハンターハンター覚醒考察ブログはワンピースの完結を待つと時間的制限で叶えられなくなってしまう、今すぐにでも叶えたい夢(叶える夢)のためにIプランとIプロジェクトを立ち上げたわけです。