ナックル・シュート・パーム・ジャイロ

ハンターハンターでキャラ名に野球の変化球の名前がついているキャラがキメラアント編に登場してきたわけです。

ナックル、シュート、パーム、ジャイロの4人ですが変化球の球種まではおそらく意味が含まれてないんじゃないのかなと思います。

と記事を書いた時は思っていました。

でもハンターハンターと野球の両方の知識を持った考察好きな人はいろいろと答えを探して見つけれるようです。笑。

それぞれ個性的なキャラですが、なぜ変化球の名前が付けられたのかを考察していきたいと思います。

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変化球の名前が付けられた理由

個性派の4名が野球の変化球の名前という共通点があるという事に気付く人と気付かない人がいるかと思います。

私は全くわからなかったです。笑。

野球がそこそこ好きで知識もある程度あって、ハンターハンターの考察が好きじゃないと気付けないかと思います。

ナックルとかって拳に付けるケンカの道具みたいなミスリードのようなキャラですしね。汗。

シュートもバスケットやサッカーのシュートを思い浮かべる人もいるかもしれません。

ちなみに冨樫義博先生は野球が好きで野球ゲームのパワプロにはまっていた事があります。

「実況パワフルプロ野球」というコナミデジタルエンタテインメントのゲームです。

私はそれぞれのキャラが変化球の名前だという事は気付かなかったわけですが、逆に変化球に気付いた人の情報を見るとなぜこの名前が付けられたかというのがわかりました。

変化球の意味

冨樫義博先生はかなりスピリチュアル系の知識をもたれていて、宗教や政治などからもインスピレーションを取り入れられているようです。

野球が好きという事でHUNTER×HUNTERのコミック20巻「No.208 弱点②」でもゴンのジャジャン拳を「狙い玉」に例えてのバッターの描写があったりします。

ということでキメラアント編(通称:アリ編)で描かれた全体的な作品の想いなどを考察すると、なぜ変化球の名前が付けられたのかもわかります。

人を変えるのは人だ。

という事がよくスピリチュアル系や成功哲学、覚醒者系の人達の中で使われます。

これはいい意味での使われ方で人の変化は人によってもたらされるという意味です。

例えば有名な人に憧れて見習うとか、歴史上の偉人などの言葉や生き方を見て人が変われるように、人は身近にいる人の影響を少なからず受けて変わっていくわけです。

当然ですが良くも悪くも変わります。

生活環境や立場や役職なんかでも人は変わるきっかはあるのですが、やはり一番影響が大きいのは周りの人だという事です。

人は人によって変化し成長するという事です。

という事でゴンとキルアを変化させて成長させるという意味でナックル、シュート、パーム、ジャイロの4人に変化球の名前が付けられたのだと思います。

予想ですがジャイロはキルアを闇に落としそうな予感がするんですよね。

キルアに関する気になるというか闇に落ちそうな伏線は下記があります。

HUNTER×HUNTERのコミック5巻「No.042 ゾルディック家④」にてシルバが発言しています。

シルバ「いつか必ずに戻ってくる。アイツはオレの子だからな。」

HUNTER×HUNTERのコミック14巻「No.139 ホントにマサドラ行くのか」にてビスケの思考が表現されています。

ゴンとキルアをまさに原石と呼び、ゴンはダイアモンド、キルアをサファイアに例えています。

No.078 孤独なサファイヤ(ランクB-30)
このサファイヤの持ち主は巨万の富を得るかわりに一生を一人で過ごす。友人、恋人、家族すらすぐに持ち主の元を離れていくだろう。

No.079レインボーダイヤ(ランクA-20)
七色に光り輝くダイヤ。このダイヤを渡してプロポーズすれば100%成功する。手元にダイヤがある限り、2人が離れることはないだろう。

何か2人の運命を物語ってそうな伏線の気もするわけです。

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各キャラの紹介

では実際に変化球の名前が付けられたナックル、シュート、パーム、ジャイロがゴンとキルアにどんな変化をもたらしたのか整理していきます。

実は逆も多いんですよね。

ゴンとキルアがナックルやシュートやパームを変えた事も多いんですよね。

ナックル

モラウの弟子でフルネームはナックル=バイン。

ナックルはどちらかというとNGL行きを掛けたゴンとの勝負や修行で戦闘力のレベルを変化させた役割だった感じです。

シュート

モラウの弟子でフルネームはシュート=マクマホン

本来はキルアを成長させて変化させる役割だったはずですが、シュートはゴンによって逆に導かれています。

HUNTER×HUNTERのコミック25巻「No.266 万が一」にてシュートがゴンに心で語っています。

シュート「できるなら世界中の人々に叫びたい。あれがゴンだ!!オレより一回り年下の・・・俺の恩人だ!!」

この部分はとても共感する事があって別記事で詳しく説明したいと思います。

パーム

ノブの弟子でフルネームはパーム=シベリア

ビゼフ長官への貢ぎ物として潜入した際の偽名はシンカー=ベル

偽名にも変化球の名前が使われています。

パームはゴンを好きになったり、付き合ってあっさりと振ったりしましたが、大きく変化を受けたり変化させた相手はキルアでした。

HUNTER×HUNTERのコミック28巻「No.294 決壊」でプフによって操られていたパームはキルアの叫びで自分を取り戻します。

パーム「キルアあんたのおかげよ。あんたが境をはずしてくれたの。自分が無力だなんて思わないで。」

あれだけいがみ合っていたキルアとパームでしたが、ここでお互いに気持ちや心が変化し分かり合えたのでしょう。

ジャイロ

ジャイロはNGLの影の首領だったわけですが、謎に包まれています。

ウェルフィンやイカルゴが部下であったのはわかっています。

「ジャイロは全世界に悪意をばらまきたかった。」という伏線や、「結局ジャイロはゴンと出会うことなくこの街を去りどこかへ消えた。それが互いにとって幸運だったのか否かは2人が出会うまでわからない。」という伏線がはられています。お互いに与える変化とはどんなストーリーが用意されているんでしょうかね。

キルア絡みとはなんとなくですが、推測しています。

名前と変化球の関連性

キャラと変化球の名前には関連性がないと思っていたのですが、どうやらありそうなのでこの部分は追記になります。

  • ナックル(無回転)
  • シュート(曲がる)
  • パーム(落ちる)
  • シンカー(曲がって落ちる)
  • ジャイロ(魔球)

ナックルは直情型ですぐにキレてますが、考えずに感情で行動しやすいというのは頭が無回転という性格を表しているようです。

シュートは極端に弱気な性格でチャンスを見逃すという性格が曲がっている事を表しているようです。

パームは落ちる変化球という事で蟻の手に落ちて捕まって(拉致されて)しまうという事を表していたようです。

これは本当に凄い複線が意味をもって張られていたようですね。

パームの偽名のシンカーまで何か意味があるのかはちょっとわかっていません。

ジャイロはまだ容姿はシルエットのみの登場でハンターハンターのストーリーには絡んできてないので今後が楽しみです。

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まとめ

という事でキメラアント編にて登場した変化球の名前が付けられたキャラについて、ゴンやキルアに与えた変化や与えられた変化について整理してみました。

それにしてもハンターハンターはキャラ名1つにとっても深い考察をできるのが凄いですし面白いですよね。

ジャイロはについてはいつ、どこでゴンと出会うのかが全くわかっていません。

暗黒大陸編はクラピカやジンがメインで活躍しそうな雰囲気もあるので、その後にジャイロが再登場するのかもしれません。

かなりダークなお話にはなりそうなんですが、お話の続きが知りたいという意味では登場が楽しみな気持ちもあります。

覚醒考察
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