ハンターハンターのコミックス33巻までのストーリーではドンフリークスというキャラについては謎に包まれているわけですが、その正体について考察してみたいと思います。
特に覚醒者の視点というものではなくて、はっきりいうと「HUNTER×HUNTER」の1ファン的な観点からの考察となります。
この伏線が回収されて正体が明かされるのが楽しみですね。
冨樫義博先生の作品に対する設定や構想力は本当にすごいですね。
ドンフリークスについて
ドンフリークスの名前が登場したのはコミック33巻「No.344 著者」のお話です。
ジン(ジン=フリークス)の発言から存在が明らかになりました。
著書「新大陸紀行」の「東」と「西」の著者であるというのがわかっています。
それ以外については今までに伏線としてドンフリークスに関係する描写や発言は明確には明かされていません。
伏線の可能性について
コミック8巻「No.066 テープ」においてジンと思われる男性があまりに巨大な恐竜のようなモンスターの背に乗っている描写があります。
この時はグリードアイランドも暗黒大陸もまだ登場してない時なので、この描写がグリードアイランド内なのか暗黒大陸なのかというのが気になります。
この前後の描写でどうも世界樹らしき樹が描かれているので、これはもしかすると暗黒大陸の可能性が高いのかなと思うわけです。
するとここで登場しているのはドンフリークスという事になるはずです。
後に分かったことですが、世界樹については驚愕の事実が判明したので新たに別記事を作りました。
実はもう一つ可能性があるかなと思った伏線があります。いろいろな考察ブログやまとめブログをさまよって自分も同じように思ったことです。
「HUNTER×HUNTER」0巻においてシーラがクラピカとパイロにあげた「D(ディノ)・ハンター」という本が登場しています。
ドンのイニシャルはDなのでもしかすると物語の伏線として何か関係があるのではないのかなという考察です。
ネットの声や議論
ドンフリークスについては間違いなくジンやゴンの血族でフリークス家に関係があるというのはわかります。
その中で可能性のありそうなものや、そう考えるのも必然というか不思議のない説をいくつか確認していきたいと思います。
伏線としては暗黒大陸の「不死の病ゾバエ病」や「究極の長寿食ニトロ米」などが絡んでくる事が考えられます。
ジンの父親や祖父説
フリークス家の一族であるという事はさすがに間違いなさそうなので、ジンの父親や祖父であるという事は考えられます。
ただ父親説に関しては作中で明確に否定されています。(もちろんブラフ的な意味やミスリードなどを意図している場合は除きます)
コミック8巻「No.065 ジンについて」においてミトさんのセリフがあります。
「後を追うようにジンの父親も漁から帰らなかった」
と発言しています。暗黒大陸を探索している(いた)人物が漁をしているとは思えないので、ドンフリークスがジンの父親というのはないように思います。
ジンの祖父や祖先という可能性はもちろん今わかっている内容から考えてみるとありえるわけです。
実はゴン説
これはキメラアント編でゴンがピトー(ネフェルピトー )を倒す時に成長した姿が根拠になっているようです。
あの成長した姿は「ゴンさん」と呼ばれています。
ゴンさんが実はドンさんで、「新大陸紀行」の「西」を書いている途中で重症を負ってしまい念能力で赤ちゃんになったところをジンに拾われて自分の息子という事でミトさんに預けられたという考察があるようです。
これは記事の下の方で書いているのですが、ジンとゴンの兄弟説で考察されているゴンのセリフがゴンがドン説にも使えそうですね。
ややこしい。笑。
正体について考察
では一体ドンフリークスの正体とは誰で何者なのかを考察したいと思います。
考察した結果は「ドン」は「ジン」だという事です。
考察の結果はゴンではなくジンです。えっ?何いってるのと思う人も多いと思います。考察の根拠がないと適当な狼少年ですよね。笑。
この結論に至ったのは本当にいろいろな考察ブログやまとめサイトを見ている時にふと点と点が線になって繋がった答えです。
では実際にその考察内容をお伝えしていきます。
ジンとカイトの念能力
これはジンカイトというパワーストーンが創造性、個性、復活を象徴する石だという前提があります。
カイトは一度死んでキメラアントの女の子(メルエムの双子の妹)として転生しました。
そしてジンはコミック32巻「No.335 決定」でゴンに対して下記のセリフを発言しています。
「カイトに念能力を教えたのはオレだ!!技もな!!」
「あいつの気狂いピエロ(クレイジースロット)にはな」
「ぜってー死んでたまるかって」
「本気で思わねーと出ねー番号がある!!アイツが生きてんなら多分そーいう事だ!」
※)実はカイトの転生にも深い意味があると考えています。
どこかの考察ブログかまとめサイトでなぜジンはカイトが生きているとわかったのだろうという疑問が載っていたわけです。
その答えとなる考察が、ジン自身がドンの転生として自分で一度何かの原因による死から念能力を使って復活・転生を遂げているんじゃないのかなと思ったわけです。
要するにジンはカイトに教えた念能力を今から使うという設定ではなく、もう既に1度使って生まれ変わり今のジンが存在しているという事(考察)です。
暗黒大陸の知識と情報の秘匿
コミック33巻の中であまりにもジンが暗黒大陸について詳しくて国際環境許可庁が非公開にして非公認にしている知識にも詳しいわけです。
ネテロは若いころに2回新世界(暗黒大陸)に足を踏み入れたわけですが、その事をジンは何故か知っていました。
ビヨンドの2度目の暗黒大陸への渡航計画は十二支んの最年長者であるボトバイが子供の頃から始まっていた可能性があるとの事なので、ジンはまだ生まれてもいません。
それにしてはあまりにも暗黒大陸(新世界)への知識がありすぎるのも一度、暗黒大陸にいって「新大陸紀行」の「東」を書き上げ「西」を書いている途中に何かが起きて死んでしまったのじゃないのかなと考えると辻褄があうわけです。
ジンがNo.2にこだわるわけ
コミック33巻の中で執拗にパリストンからNo.2の座を奪おうとしています。
これって伏線になっていて何らかの意味があると思います。
コミックの中ではパリストンから権力を奪う事に意味があるのかっていう事が呟かれていましたが、No.2の数値を奪うという意味でこの数値に強いこだわりがあるわけです。
そのこだわりとは暗黒大陸への挑戦は2度目だというプライドではないのかなという考察です。
もちろんビヨンドも2度目なんですが、自分も2度目の挑戦だという事をアピールしたかったのじゃないのかなと考察しました。
このNo.2の考察を書きながらちょっとだけ自分の考察に矛盾を見つけました。ドンフリークスは「新大陸紀行」の「東」を書き上げて一度は暗黒大陸から戻ってそうなので、「西」を書き始める時にもう一度渡ってそうなんですね。
いや・・・西を書き始めた途中で一度戻っているという仮説も立てれますね。
戻った時に何かが起きたのか、渡航の回数ではなくて2度目の人生での挑戦という意味であっても一応つじつまは合わせれるかと思います。
ゴンのセリフから
実はネットのブログでジンとゴンは兄弟でドンの息子だという考察をされている方がいました。
すごい鋭い考えだなという風に思いました。根拠となるのがゴンのセリフです。
コミック8巻「No.065 ジンについて」では下記セリフがあります。
「ジンが小さかった時の話!!」
「名前で呼んだ方がしっくり来る気がするんだけど」
コミック33巻「No.345 署名」では下記セリフがあります。
「やっぱりジンは父親っていうより噂に聞いてた親戚のすごい人って感じで」
ここからジンとゴンの兄弟説かつドンの2人息子であると考えるって本当にすごいですよね。このヒラメキを見てジンカイトの意味を知ったからこそ「ドン」が「ジン」じゃないのかなという考察に辿り着けたのかもしれません。
まとめ
という事でドン=フリークスの正体がジン=フリークスという考察をしてみました。
コミック8巻「No.066 テープ」で描かれていた世界樹と共に描かれていたジンと思われる人物はジンの過去生といえるドンが描かれていたというのが考察での結論となります。
ハンターハンターを作った冨樫義博先生はまさに天才だと思います。
世の中では冨樫義博先生を天才と呼ぶ人も多いわけです。でも実は冨樫義博先生は神になろうとしたんじゃないのかなという考察もあります。
その事についても出来る限り早く覚醒考察の記事にしていきたいと思います。