ハンターハンターはかなり現実社会をモチーフとして描かれている部分もあるわけなのです。
ではクルタ族や緋の眼については何かモデルとなる設定や伏線があるのかや、名前の由来や意味の込められたアナグラムあるかどうかを考察してみました。
クラピカは主役級のキャラです。
コミックの1巻という作品の最初から登場していたクラピカの設定は作品の想いそのものな可能性があるかと思います。
現実社会をモデルにした世界観
クルタ族と緋の眼の設定やモデルを考察する前にハンターハンターの考察に詳しくない人のためにも少し作品の世界観を整理しておきたいと思います。
クラピカは奪われた同胞の緋の眼を探して取り戻すためにハンターになりました。
最初の緋の目は作品の中でファンの中でも評価が高いヨークシン編にて登場します。
ヨークシン
ヨークシンとはアナグラムになっていて、ヨーク新となり、新(new)ヨークとなってニューヨークとなるわけです。
アメリカの治安の悪い都市のイメージが強いですが、今は昔と比べると相当に治安維持されているようです。
マフィアンコミュニティーの競売(オークション)が行われていましたが、昔の現実や映画などのイメージからするとぴったりですよね。
流星街
クルタ族の同胞の仇であり、クラピカの宿敵ともいえる幻影旅団は流星街出身です。
この何を捨てても許されるというゴミの街はフィリピンの「スモーキーマウンテン」がモデルとなっているようです。
このフィリピンの「スモーキーマウンテン」はワンピースでもモデルとなっていて、ゴア王国の「グレイターミナル」として登場しています。
幻影旅団の団長のクロロと流星街の長老とクラピカの因縁などは解き明かされていない謎が多いです。
クルタ族の謎について
ハンターハンターの作品が始まった当初はクルタ族に関してはとても謎が多かったわけですが、ヨークシン編でクラピカと幻影旅団が対決した事によって少しだけ謎が解けはじめました。
ルクソ地方に住む少数民族がクルタ族です。
どうやらクルタ族の一番の大元となる元ネタはユダヤ教とキリスト教のようです。
キリスト教を迫害し後にキリスト教徒になったユダヤ教のパウロはタルソ出身(他の読み方はタルスス、タルソス)でした。
謎や真実を考察するためにクルタ族にはモデルとなっている一族(家族)を考えてみました。
その後にHUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」が劇場版の特典で配られた事によってクルタ族の事情や虐殺が起きたタイミングなどがわかりました。
ただしそれでもなぜクルタ族が襲われたなどかの謎はほとんど解明されていません。
そして一番の謎が流星街の住人が残すとされるメモです。
クルタ族の襲撃の現場と、流星街出身の浮浪者が無実の罪で10年拘束された際に冤罪に関わった31名を自爆によって殺害した現場に残されていました。
「我々は何ものも拒まないだから我々から何もうばうな」
クルタ族は過去に迫害されてきた事によって他の一族を拒んでいます。
流星街は何者も拒まないという全く逆の立場を取っているわけです。
そして何故かこの相反する民族とでもいう集団が殺し合いをする事になったわけです。
この謎に包まれた伏線というか設定があるわけですが、クルタ族とは一体何者なのかというところなんですが、名前の意味は「狂った一族」じゃないのかなと考察しました。
頭がおかしくなった一族ではないです。
人生が狂った一族という意味で付けられた名前ではないのかと考えたわけです。
日本には非人道的な行為(拉致行為)によって人生を狂わされたご家族がたくさんおられます。
そこのところを緋の眼の名前の意味を考察した結果に繋げていきたいと思います。
緋の眼の真実とは
クルタ族と流星街と緋の眼には複雑な因縁があって、ハンターハンターのストーリーが進まないと深い謎が解き明かされない状態となっています。
怒りで感情が高ぶると赤い目になるという一族です。
緋の眼とはいったい・・・。
クラピカのモデルとなっているのはジブリの映画「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲 (オーム)です。
補足ですがセンリツはナウシカ+ユパかアシタカがモデルです。
これはHUNTER×HUNTERのコミック11巻で作者である冨樫義博先生が公式コメントしています。
「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲(オーム)は怒ると眼の色が青から赤になってました。
そしてその怒りは一族ともいえる王蟲(オーム)の群れの子供を連れ去り利用しようとした人間達に対する怒りでした。
この覚醒考察のブログをしっかりと読んでくれている人はここで直感的に「まさか!」と思った人もいるかもしれません。
コムギの名前の由来、幽閉されていたナニカ、そしてコアラの懺悔。
緋の眼の意味とは「日のメ」とも書けるわけです。
13歳で日本の新潟から連れ去られたメグミさんを表現しているのではないのかと。
奪われた同胞の緋の眼とは13歳で北朝鮮に拉致されて耐え忍んでいる日本の横田めぐみさん達を表しているのではないのかという事を私は覚醒考察したわけです。
なぜ眼の色が赤いのか・・・。
日本の日の丸を表しているのかと思われます。
ハンターハンターの作品内で出てくる緋の眼を集めている「人体収集家」という言葉は「拉致」を指していると私は感じました。
キメラアント編のNGLで行われていた「人間狩り」も「拉致」を揶揄(やゆ)していると私は覚醒考察したわけです。
レイナが故郷の母親の元へ帰れた時にブロヴーダとのやりとりは泣いた人が多かったと思います。
この一連の流れはNGL(日本)で「拉致」されて東ゴルトー共和国(すなわち北朝鮮)に渡った子供が母親の元に帰れたという描写だったんじゃないのかなと思えるわけです。
日本国内にはこの許されざる非人道的な大罪をいろいろな形で幇助(ほうじょ)しているおぞましい人間がいるわけです。
その悪意ある人間達の情報操作によって日本人は自分達ではどうにもできない問題と思い込まされて無関心で見て見ぬふりをしてきたわけです。
これはまさに私自身のことです。
そしてこの問題は解決する方法が必ずあるはずです。
だから私はIプランを考えIプロジェクトに人を集めようとしています。
風の谷のナウシカについて
実はハンターハンターは「風の谷のナウシカ」などのジブリの映画作品の影響をすごい受けているわけです。
クラピカのモデルが王蟲(オーム)ですと冨樫義博先生が公式コメントしているくらいですから。笑。
ゾルディック家に仕える執事のツボネはまさに「天空の城ラピュタ」に出てきたドーラですからね。
どうやら冨樫義博先生は宮崎駿監督をリスペクトしているようです。
宮崎駿監督の映画作品である「風の谷のナウシカ」は放射能汚染を風刺したような世界設定がありました。
「平成狸合戦ぽんぽこ」は日本の環境問題を風刺していましたよね。昔見た映画ですが、未熟な子供の頃に見た映画だったので、それゆえにつまらなく感じてしまいました。
もしかして今もう一度見ると全く違った視点で見れるかもと思います。
そして冨樫義博先生もハンターハンターの作品の中で薔薇(バラ)を登場させて原子爆弾とその放射能について非人道的兵器との風刺を行っているわけです。
まさかとは思うのですが、「風の谷のナウシカ」の王蟲(オーム)の赤い目が既に日本の怒りを表していたのだったら驚きです。
まさか・・・
宮崎駿監督も覚醒者なのか?
まとめ
緋の眼が最初から作品の中で設定されている事を考えると冨樫義博先生はハンターハンターの作品を書く段階からマサドルディーゴをコアラのキメラアントとして撃つ(漫画家としてキャラを消す)つもりだったのかなと思います。
そして連れ去られた人たちが本来の場所に帰ってこれるように作品に念を込めた。
それは隠にて隠された信念だった。
本来は「我々は何ものも拒まないだから我々から何もうばうな」というメッセージは人生が狂った家族であるクルタ族の事を指すようなメッセージでもあるわけです。
これって大きな謎になるんですよね。
ただ冨樫義博先生はカストロ(キューバのカストロ大佐)とツェズゲラ(チェゲバラ)のように見た目を逆にして、実世界とは逆の人物を死なせたりしてる節があって、ストーリーが進むと衝撃の伏線の回収が行われたりするかもしれませんね。
という事でクルタ族と緋の眼の謎と真実を自分なりに覚醒考察してみました。
クラピカ追憶編の幻影旅団側の視点でのお話を早く描いて欲しいと切に願います。
暗黒大陸編が始まりストーリーは展開を見せて最後の緋の眼を持っているのはイエス=キリストがモデルになっているカキン帝国の第4王子ツェリードニヒ=ホイコーロとわかりました。
どうやら日ユ同祖論も絡んできているようです。
隠蔽された日本と世界の真実の歴史や日本人に受け継がれるYAP遺伝子に宿る魂や、日本人の真の覚醒についてなども今後はハンンターハンターの中で描かれていくのかもしれません。