ハンターハンターのキメラアント編における特別な主人公ともいえるコムギという少女(女のコ)ですが、何故メルエムと共に彼女が死んでしまったのかという死因と最後について解説していきたいと思います。
原作のコミックを読んでいれば何故コムギが死んでしまったかの理由は必ずわかるのですが、テレビアニメの途中の回を見逃したり説明がされている時にテレビの前から用事で離れたりするとわからなくなりますからね。笑。
HUNTER×HUNTERという作品はぜひコミックでも全巻揃えて欲しい漫画といえます。
漫画喫茶に全部理解できるまで通うよりも古本屋でもいいので全巻買ったほうが早いかもしれません。
コムギが死んでしまって悲しくて泣いた人も多いと思いますが、その死因と最後について説明していきますね。
メルエムの最後とも深く関わっています。
メルエムの死と死因
まず軍儀での対局をしながら一緒に過ごしつつも死んでしまった、メルエムの死因について知る必要があります。
もしメルエムがどうして死んでしまったかを理解できてない場合は、まずはこちらの記事を見てください。
簡単に説明するとメルエムは毒に侵されて死んでしまいました。
「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」という爆発する武器に仕込まれた毒です。
ネテロ会長は自ら決断したとはいえ、苦渋の選択だったと思います。
「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」が軍儀の対局でいうところの死路にあたる打ち方であり、一手なわけです。
コムギの死んだ理由
ではなぜコムギまで死んでしまったのかと、その死因についてですが、実は彼女も毒が理由で死んでいます。
「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」に仕込まれた毒は体内に効率よく取り込まれ迅速に内部を破壊すると同時に、毒が体の中で生成されて放出されながら、大量の連鎖被毒者を生み出せる非人道的な悪魔のような武器だったわけです。
薔薇(バラ)の毒に侵されていたメルエムと最後を一緒に過ごしたコムギは毒が感染して死んでしまう事になります。
メルエムの告白
パームがコムギを隠した場所をメルエムに教えたので、生涯における最後(複数回の対局)の軍儀での対局が始まったわけです。
おそらくですが、メルエムは毒の感染を理解していたはずなので何局か対局した後に、最期は一人でどこかで死ぬ気だったのかなと思えるわけです。
自分がコムギより先に一人で死ぬ事を知られたくなかったんじゃないのかなと思うわけです。
蟻の王として生まれてきた自尊心とプライドを持っていたからです。
でも伝説の一手「4-6-2 忍」という死路を生かす路をコムギが打ち、「ワダすが・・・こんなに幸せで・・・いいのでしょうか?」という涙を見て、自分が毒に侵されていて死ぬ事、そして長く自分と過ごしているとコムギにも毒が伝染する事を告げます。
「最後を・・・コムギ、お主と打って過ごしたかった」
この軍儀にはあまりにも深い意味が込められています。
コムギの返答
自分の命を失うとわかった軍儀でした。でもコムギは最初から軍儀に命を懸ける覚悟で挑んでいました。
「メルエム様、ワダす・・・今・・・とっても幸せです。」
「不束者(ふつつかもの)ですが、お供させてください。」
「ワダすはきっと、この日のために生まれて来ますた・・・!」
この時にメルエムは自分が何のために生まれてきたのかを悟ったのです。
(・・・そうか。余はこの瞬間のために生まれてきたのだ・・・!!)
目の見えない少女(女の子)の「全てを照らす光」・・・。
この対局が意味するものは何だと思いますか?
北朝鮮がモデルの東ゴルトー共和国にいた目(メ)が見えない髪の白い少女(女のコ)・・・。
コムギとメルエムの最期とも深く関わっています。
実はコムギとメルエムの軍儀には冨樫義博先生が天才といわしめる有名な伏線がありますが、実はその伏線の先にはさらなる秘密があると考察しています。
まとめ
コムギとメルエムが死んでしまった死因は「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」という非人道的な悪魔が使う武器の毒だったわけです。
これはアメリカが日本に2つ落とした無差別に多くの人を殺めた核を揶揄(やゆ)しています。毒とは放射能の揶揄(やゆ)です。
ちなみに実際の放射能は人から人への感染はしません。
自らの想いを告白した蟻の王とそれに応えた少女・・・。
毒という理由で死んでしまっても二人の想いと心と愛は尽きない・・・。
私はコムギには実在のモデルとなっている少女(女のコ)がいて、その正体は新潟出身の13歳の少女だと考えています。
そしてこの2人の愛は父子愛や家族愛であり人間愛という考察での答えを出しました。