ハンターハンターという作品は実はいたるところにスピリチュアル的な設定があります。
これはおそらく冨樫義博先生がスピリチュアルな事に関して興味があって知識が詳しいのだと思います。
多分ですが冨樫義博先生自身が霊感が強いとかではないと思います。
スピリチュアルに関するほんの基本的な知識をいろいろと調べたり学んでいく事でハンターハンターの考察はかなり違ったものになっていきます。
知る事で作品の面白さが何倍にも感じる人がいるかもしれませんね。このあたりは個人差があるとは思いますが実際に私がそう感じたからです。
スピリチュアルについて
まずはスピリチュアルとは何かという所なんですが、英語の単語としては「spiritual」となっています。
意味は宗教的な物事、精神的な物事、教会に関する事柄、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などがあります。
キリスト教での用語でも用いられる事から宗教的な関連も強い言葉です。
もう一つ類似する英語があってスピリット「spirit」という英語の単語があります。
こちらもスピリチュアルと似たような意味合いを持っていて聖霊、天使、霊、霊魂、魂、心霊、亡霊、精神、情熱、根性、本質、意味、意図、価値観、信念などの意味を含んでいます。
科学で証明されていない非科学的(超自然的)な存在という捉え方もできます。
ハンターハンターの作品の中で使われている念能力もスピリチュアルに含まれそうですよね。
非科学という括りにして考えると超能力的なものもスピリチュアル寄りな分野として考える事も可能です。
ゴンとキルアの師匠の1人であるウイングが「念」を教える前に教えた「燃」はIプランとIプロジェクトでも活用する「引き寄せの法則」や「思考は現実化する」などの概念に通じるものがります。
冨樫義博の世界観
では作者の冨樫義博先生がなぜスピリチュアルの知識に詳しいと思えるかや、ハンターハンターの作品内でスピリチュアルな設定がされているかを解説します。
週刊連載の作品として大ヒットし漫画家として冨樫義博先生の名を轟かせた「幽遊白書」は霊界探偵の浦飯幽助が活躍する作品でした。
世界観はもろにスピリチュアルですよね。
少なくともこの作品を描き上げる(結末に関しては事件があったようですが。汗。)ための世界観の設定にスピリチュアル関係の知識はあったはずです。
そして作品の世界観についてですが、HUNTER×HUNTERのコミック0巻「クラピカ追憶編」での質問に対する回答で、作品を「作品は子供と同じ」という人もいますが、私の場合「自分のマンガは子供じゃなくて自分そのもの」という質問に対する回答をされています。
これをどう捉えるかは括りが大きすぎるというか抽象的すぎますが、少なくともハンターハンターの作品は冨樫義博先生の考え方が相当に詰まっているという事はいえると思います。
私はかつてはスピリチュアルという言葉の意味すら特に興味がなかった状態で、なぜハンターハンターがスピリチュアルな作品だという事に気付いたかという経緯についてですが、一つは自身がいくつかの覚醒をしたあとに作品を読み直したというのはきっかけです。
ただそれだけだと作品とスピリチュアルとの関連には気づけなかったと思います。
もう一つの大きなきっかけがありました。
知り合いがハンターハンターのキメラアント編の1ページを見た時に、このマンガの作者は絶対にテレビ番組の「オーラの泉」を見てると言ったわけです。
いわゆる霊的なトーク番組で美輪明宏さんや江原啓之さんという方が出演されています。
作品の具体的なページはHUNTER×HUNTERのコミック25巻「No.270 貸し」でプフがモラウに対して麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)を使ったページです。
私は興味が無かったのでそのままスルーでした。
そもそも私はテレビは見ないですしスピリチュアルには興味がなかったので番組の内容自体がうさんくさい汚染されたテレビが流す感じの番組に思えたわけです。もちろんテレビ番組全てが悪いわけではなく、人の役にたったりする番組も存在しているとは思います。
このいきさつがあったので、ハンターハンターがスピリチュアル関係の設定を取り入れているという事が頭の片隅に残る事になったわけです。
日本で大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」で一言出たアカシックレコードみたいな言葉も何か気になって意味を調べたりするようになりました。
ただ私自身が非科学を信じるような事は当然ですがなかったわけです。
非科学の価値観
かの有名な理論物理学者のアルベルト・アインシュタインの名言があります。
「宗教なき科学は不完全であり、科学なき宗教は盲目である。」
これは私もほぼ同意というか似たような価値観をもっていましたし、今もそうです。
しかしながら私は先入観や固定観念が強すぎる状態の時期がありました。日本には国を売り渡した売国捏造新聞も存在するわけで、かつての私は超能力や心霊現象、ノストラダムスの大予言などは全てが汚染されたテレビのつまらない嘘やヤラセと思い込んでしまっていたわけです。
捏造・偏向報道メディアや腐敗官僚が関係する組織の悪意を持ってゆがめられた情報には注意が必要です。
アインシュタインは理論物理学者としての名言や格言だけでなく覚醒者としての名言や格言も多数残されている偉人だと思います。
この覚醒考察ブログを作る要因の1つが「引き寄せの法則」なわけですが、この言葉を2016年に初めて聞いたときに非科学のような言葉ですが、ピンと頭に入ってくるものがありました。
いろいろと調べてみると自分の構築しようとしている理論とも整合性が取れ、科学でもある程度は説明がつくというか自分なりの解釈はできるなと思えたわけです。
「引き寄せの法則」を自分なりに解釈した内容を簡単に言葉で説明するならば「万有引力」と「波動」にて自分なりの解釈での説明はつけれたという事です。
「万有引力」は物体に働く引力、引き寄せる作用という事で科学的に証明されています。
ただそれだけだろうか?という事を私は思ったわけです。私が構築しようとしている理論の一部に当てはめると「万有引力」という言葉を考えると精神的なものにも作用する力ではないのか?と考えたわけです。
この理論はまた別なところで進めていき完成させたいと思っています。
引き寄せの法則はエイブラハム・ヒックスが原点だと思いますが、その後に知った別の成功哲学を研究していた「思考は現実化する」のナポレン・ヒルの考え方とも一致する事に気付いていく事になります。
⇒ 引き寄せの法則について
引き寄せの法則を自分なりにある程度は理解したとはいえ、当然ながら非科学的な事を盲信するタイプではないのでハンターハンターの作品内のスピリチュアル的な設定の多くはあくまで仮想的なものだという考えでした。
とはいえアインシュタインも少しスピリチュアルに通じる言葉を残しているんですよね。
「人生には、二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。
もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。」
そして実はアインシュタインにすら解明できなかった科学が存在していて、それが「量子力学」です。アルベルト・アインシュタインとニールス・ボーアの論争はかなり有名みたいです。
何かのきっかけがないと量子力学(量子論)やボーアには辿り着かないと思いますが非常に興味深い内容です。今現在は科学の発達によって量子力学についての解明が進みだしているようです。
⇒ 量子力学について
なぜハンターハンターと量子力学が私の中で繋がったかというと、作品の中のスピリチュアルな設定を考察するために調べ物をしているとスピリチュアル系の人のブログで量子力学がスピリチュアルを解明してくれる事を願うみたいな事が書いてあったわけです。
私は当然ながらスピリチュアルには否定的な固定観念があったので、何をいってるんだろうと思っていたのですが、量子力学(量子論)について調べてみるとニールス・ボーアという名前を聞いたこともなかった人がアインシュタインとすごい対談をしていたという事も知りいろいろと興味深い事実を知りました。
そしてスピリチュアルと量子力学も自分の構築しようとしている理論にうまく当てはまるというか、実は非科学とされているスピリチュアル系の考え方もかなり科学的に説明は付けれそうなところまで頭の中では整理できたわけです。実際の証明は学者の人達がまずは物理的な科学の方向性から今後されていくとは思います。
では前置きは長くなりましたが実際にハンターハンターとスピリチュアルの関係にせまっていきます。
HUNTER×HUNTERの設定
実際にハンターハンターの作品内でどういったスピリチュアル的な要素が取り入れられているのかを考えてみたいと思います。
実際に設定で使われている有名な元ネタや考察記事を書いている内容をまとめて紹介していきます。
- 宗教
- 予知や予言
- 夢占い
- 花言葉
- 石言葉
- エンジェルナンバー
- 念能力
それぞれ1つずつ簡単にですがまとめてみました。
宗教
ハンターハンターの作品の中では宗教に関連した設定や概念、キャラのセリフや念能力の技の名前などが数多く取り入れられています。
そんな中でもキリスト教に関係する内容が一番多いかと思います。
有名なのがHUNTER×HUNTERのコミック28巻の表紙がヴェラスケスの聖母戴冠の構図が参考にされているだろうという事です。
となるとキメラアント編では母子愛が描かれているのが明白なので、性別に議論があったピトーは男性(雄)キャラでなく女性(雌)キャラだろうという事になります。
他にもキメラアント編での父子愛が描かれていると考察しているピエタなども宗教と関係しています。
ヒソカが天空闘技場で死亡するシーンは蜘蛛の糸だったのではないのかと考察しています。
予知や予言
予知や予言はヨークシン編でネオン=ノストラードの使う特質系の念能力で示される4行詩が当てはまります。
占いという形で表現されていたスピリチュアルな設定です。
予知や予言は超能力(物体の透視でなく未来の透視)のようにも捉える事ができますし、天啓(てんけい)のように超自然物から与えられたお告げのような形もあります。
時間軸について関係したいろいろと興味深い説明や解釈があります。
夢占い
夢占いというのは人が寝ている間に見る夢についてスピリチュアル的な意味が解説されています。
現実世界の科学では夢は睡眠や記憶、脳科学などの分野と関連して解明が進められています。
では実際にハンターハンターの作品内でどういった形で取り入れられているかですが、例えばクジラやイルカなどです。
鯨(クジラ)の夢占い
ゴンの育った場所はくじら島でしたし、暗黒大陸へ進出する船はブラックホエール(B・W)号はもろにクジラの形の船です。
鯨を見る夢は、将来への希望や幸運を運んでくれる大吉夢となっています。
白いクジラは運命的な出会いを指し示すので、もしかするとあえて黒いクジラとしているブラックホエール(B・W)号は雪とかの自然現象で白くなるかもしれないですね。
海豚(イルカ)の夢占い
イルカは海の生き物では高い知能を持ち人間とは友好的な動物で、人間の友といわれているそうです。
その事からイルカの夢は友情によって救われる事を表しています。家族や友人が援助してくれることの予兆です。
特に自分では解決できない困難な問題を抱えているときにこの夢を見ると問題は解決するようです。援助者がいるという事は、自分の力の何十倍もの力を発揮するという事を表しているとネットの情報で見かけました。
これってクラピカの最後に明かされた人指し指の能力のように感じませんか?
クラピカは作者の冨樫義博先生によって死ぬ予言がされているわけですが、この最後に明かされた能力は「人刺し」と掛けて幻影旅団を道ずれにする能力ではという予想もあったみたいです。連載再開後にハンターハンター33巻の表紙には伏線が張られていたという事がわかったわけです。
この海豚(イルカ)の夢占いの考え方は私がこの覚醒考察ブログを作ってIプランとIプロジェクトに協力者を集めようとしている考えともリンクしますし、ナポレオン・ヒルが提唱する「思考は現実化する」という考え方の概念の一部であるマスターマインドにも通じるわけです。
カラスの夢占い
どんな夢占いもそうですが、カラスの夢占いにも吉兆両方の解釈があるわけです。キメラアント編で目の見えない女の子のコムギは大きなカラスに襲われていた所を、自分を殺しにこようとしたメルエムに助けられます。
東ゴルトー共和国は北朝鮮がモデルの国でした。
北朝鮮には13歳で新潟から拉致された、奪われた同胞の日本のメグミ(横田めぐみ)さんがおられます。
この覚醒考察ブログではコムギのモデルは横田めぐみさんという答えを出しました。
カラスを追い払うという夢占いは困難が回避されるという事を表すそうです。
花言葉
花言葉は人の想いや象徴的な意味を花に変わりに担ってもらう形で存在しています。
キメラアント編で目の見えない女の子のコムギはいつも鼻水を垂らしていました。
これはもしかすると花言葉だったのではないのかなと考察してみました。
石言葉
石言葉はパワーストーンに宿るスピリチュアル的な力などが言葉として表現されたものですが、有名なのが「ジンカイト」という貴重な鉱石ですよね。
ゴンの父親の「ジン」とその弟子の「カイト」に分けられたとされる名前です。
ジンやカイトの念能力での転生とも関わっているのが石言葉です。
ジンカイトの石言葉の意味には「復活」「情熱」「想い」「活力」「創造性」などがあります。
このあたりは冨樫義博先生の嫁の直子姫と関係していたりします。
エンジェルナンバー
エンジェルナンバーって何?って思う人もいるかもしれませんが、私もまだ理解不足であまりよくわかっていません。
数値に宿るいろいろな意味を研究されている人がいるようです。
どうやらドリーン・バーチューさんという方が書籍を出されていて、もろにスピリチュアル系の人です。
⇒ エンジェルナンバーについて
日本語での公式サイトもあってそれなりに有名な方なんでしょうかね。正直いって非科学な事を言われている感じの方なので、最初は怪しそうな感じがしていました。
どちらかというとハンターハンターのスピリチュアル系の設定を考察するためにだけに調べていたわけです。ただ量子力学(量子論)の存在を知った後にエイブラハム・ヒックス(エスター・ヒックスさん)の提唱する「引き寄せの法則」などと科学を通して繋がりがありそうだと今は考えています。
北朝鮮がモデルの東ゴルトー共和国で目の見えない女の子のコムギが軍儀で打った伝説の一手「4-6-2 忍」はエンジェルナンバーだったのではないでしょうか?
「死路に忍」というこの462の数字と忍の駒の意味は何が込められていると思いますか?
HUNTER×HUNTERのコミック34巻が発売されたのは2017年6月26日(月)でした。
本来はジャンプコミックは月初に発売されるはずなので連載再開や発売日に関しての情報はデマだろうと考える人もいたくらいです。これは他のコミックの売れ行きを考えての戦略だった可能性もあります。
でも626のエンジェルナンバーの意味をネットで調べてみました。
すると「上手くいくと信じること」という内容が書かれていたわけです。
これは偶然でしょうか?
これが偶然であろうと必然であろうと偶然の一致であるシンクロニシティを考えると、どちらにしろ必然と考えて問題ないという事です。
念能力やセリフ
ハンターハンターの作品のキモともいえる念能力はまさにスピリチュアルなものです。一般の人から見ると超能力のように見えて非科学そのものです。
死後に強まる念とかまさにそうですよね。
セリフではクロロが「オレはね霊魂って信じてるんだ」という言葉をHUNTER×HUNTERのコミック11巻「No.096 9月3日⑫」で言っています。
これって冨樫義博先生の考えがセリフになったとも受け取れるわけです。
私は霊魂については世界3大心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱している集合的無意識(普遍的無意識)の考え方ともしかすると関係してくるかもしれないなと考えたりしています。
作品内のスピリチュアル系のセリフや念能力、技名など本当にたくさんありますよね。
まとめ
HUNTER×HUNTERという作品とスピリチュアルな関係をまとめてみました。
結構深い設定だと思いませんか?
これらは私がほんの少し時間をかけて調べただけの内容なので実際はもっと深いものや隠れた設定はたくさんあると思います。
おそらくですが人によってはスピリチュアルなことを調べる事によってHUNTER×HUNTERという作品は何倍も面白い作品になると思います。
なぜこの作品を読んで(アニメだと見てですが)泣けるのかなども理解できる人は多いかと思います。
この記事を読んでくれた人の何かの気付きやきっかけになれば幸いです。