ハンターハンターの会長選挙編で登場したナニカ(アルカ)のおねだりはナニカのすご過ぎる能力が関係していて明確なルールが存在しています。
ナニカ(アルカ)のおねだりの見返りに、相手のお願いを叶えるというルールが存在します。
ナニカの能力は何でもお願いを叶えるというものです。
アルカにはナニカが憑依していて、おねだりするのは見た目的にアルカ状態のナニカ(目が白い)で、お願いを叶えるのがナニカ(目が黒い)なのですが、ルールとなる法則や条件が非常に複雑でわかりにくいです。
目が黒い時は完全にナニカですが、目が白い時にもナニカの状態は存在します。
最終的にハンターハンターの作品の中で解明された全てを知るキルアの情報をまとめてわかりやすく解説します。
おねだりのルール
おねだりとお願いの一番基本的なルールはアルカのおねだりを3つ聞けば(叶えてあげれば)ナニカがお願いを1つ聞いてくれる(叶えてくれる)というものです。
見た目的には目が真っ黒になっている時は確実にナニカの状態です。
アルカとナニカの秘密は執事がシルバとキキョウに報告してゾルディック家の問題として判明しています。
キルアは「おねだり」3つで「お願い」が1つ叶うという事を知っていました。
ちなみにアルカと仲の良かったミルキもこのルールを知っていました。
ここにアルカのおねだりを断った時に発動する残酷なペナルティなどいろいろ細かいルールが存在します。
イルミの検証したルール
アルカ(ナニカ)の能力がゾルディック家にとって非常に危険だと感じたイルミが詳しくおねだりのルールを検証しました。
- 「おねだり」3つで「お願い」が1つ叶う
- 「おねだり」と「お願い」は等価交換で「お願い」の内容がデカイほど「お願い」の難易度が上がる
- 「おねだり」されるのは「お願い」した人とは別の次の人
- 「おねだり」を4連続で断ると断った者とその者が最も愛している者の最低二人が死ぬ
お願いの内容がデカイ場合は最愛の人以外に、断った者と長期間過ごした順に等価交換が満たされる人数の命が犠牲になります。
ミルキの知ってるルール
キルアと共にアルカの能力に気付いていたミルキはおねだりのルールをイルミより先にかなり詳しく検証していました。
- 「おねだり」を失敗して死ぬと、おねだりの難易度はリセットされ最も易しいもの(レベル1)に戻る
- アルカが誰かに「おねだり」している途中で、別の誰かに「おねだり」することは無い
- 「おねだり」されている誰かが途中で死ぬとその「おねだり」は失敗とみなされ最低もう一人死ぬ
- アルカが名前を知らない人物には「おねだり」をすることができない
- 同じ人間が連続してアルカに「お願い」することはできない
キルアだけが知ってたルール
イルミもミルキも知らないルールをアルカやナニカと一番仲のよいキルアだけは知っていました。
- 治す「お願い」をする時はナニカが直接対象に触れる必要がある
- ナニカは治す「お願い」は苦手で疲れてすぐに寝てしまう
- ナニカに治す「お願い」をした後で残酷な見返りがあった事は一度もない
- 「お願い」ができなくてもキルアのみは「命令」ができる
イルミがミルキが知っているルール5についてキルアには当てはまらないと言っていたのはキルアがナニカに「命令」していたからです。
ちなみにツボネの爪を治すのとゴンを元の姿に治すのはキルアの「お願い」だったので、連続してお願いできる条件も存在します。
ナニカの能力と正体
「あい」というのが口癖のナニカの能力は「お願い」を何でも叶えるというものでした。
「お願い」には際限がなく、お金や医学の領域などはもちろん、念能力の領域すら完全に無視するほど強力な能力です。
物理や科学の領域の延長線上にある念能力の領域を超えたのものとして、制約や誓約の条件なしにイルミをククルーマウンテンまで瞬間移動させたのも驚きですが、このあまりにもすご過ぎるナニカの能力には秘密がありました。
正体は暗黒大陸のアイ
どんなお願いも叶えてくれるといった人間の能力を超えたナニカの能力には理由があったわけです。
ナニカの正体はHUNTER×HUNTERのコミック33巻「No.342 布告」が始まる前の扉絵で公式に公表されました。
ナニカは暗黒大陸出身で5大厄災のアイだったのです。
人知を超えたナニカの能力はナニカの正体がガス生命体のアイだったからです。
なぜ暗黒大陸の厄災がゾルディック家のアルカに憑依したのかは謎です。
ただゾルディック家のジグがネテロ会長と共に暗黒大陸に渡った過去が関係していると考察できます。
まとめ
ハンターハンターの会長選挙編がフィナーレを迎えキメラアント編も終結したといえます。
ナニカの能力はディープ・ステート(イルミナティ)に支配される世界や、田布施システムによって東朝鮮として支配されている日本の現実世界における理不尽な等価交換の法則を表しているようにも思えるわけです。
会長選挙編の主役はアルカとナニカといっても過言ではありません。
キメラアント編の主役はコムギといっても過言ではありませんでした。
コムギは北朝鮮の王宮に囚われた13歳の女の子がモデルだったと私は考察の末に結論をだしたのですが、それすなわち13歳で新潟から北朝鮮に連れ去られた横田めぐみさんです。
北朝鮮に囚われた横田めぐみさんは金正恩の母親となっていました。
⇒ 金正恩と横田めぐみは息子と母親の親子関係だったという真相
これは家族に幽閉されたアルカ(ナニカ)の設定にもハンターハンターの作品の中で繋がっています。
奪われた同胞の緋の眼、コムギが忍の駒として描かれた「メ」、そして眼とはアイ(eye)であり、横田めぐみさんの「め」と繋がっているわけです。
冨樫義博先生がキメラアント編でコアラのキメラアントとして登場して懺悔した内容も北朝鮮の拉致問題そのものなわけです。
ハンターハンターの32巻ではキルアやアルカやナニカ、そして冨樫義博先生や横田めぐみさんの涙が演出されていました。
調べてみたところ32巻が発売されてから何年も経過していたのですが、ネット上でこの涙の演出の意味に気付いている人はいませんでした。